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ケータイ刑事銭形海32話(3rd.6話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形海」の第32話(3rd.6話)「時を超えた指紋!? ~タイムスリップ殺人事件」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、殺された鳩山刑事が言っていた言葉から「真犯人」について、「目星」について、捜査を続けていたその事件の被害者はこれだったことから「高利貸し」について、話を聞いた松山さんが口にした「愉快犯」について、鳩山のこれということで蟹江と松山さんが燃えていたことから「弔い合戦」について記します。尚、「真犯人」は「・9話[裏ネタ編]PART 3」で、「高利貸し」は「・32話(3rd.6話)[裏ネタ編]」で、「愉快犯」は「・8話[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/11/8付です。

真犯人」:法で禁じられた罪を犯した本人のことを「犯人」と言うが、その事件の捜査段階に於いて、その罪を犯した人物が特定できない馳せ愛、その実行犯のことを特に「真犯人」という。尚、捜査段階で容疑者として浮かんだ人物が真犯人ではなく、冤罪だったということもある。こういう場合は容疑者に対して本当の実行犯のことをサスことになる。

また、推理小説などでは、捜査段階ではミスリードを誘い、本当は犯人ではない人を犯人と思わせて物語を進めていき、本当の犯人は別にいるという展開を採ることもあって、本当の犯人ということで「真犯人」と呼ばれる。

尚、この言い方は、捜査段階だけでなく、犯人が特定された段階になっても用いられる言い方である。また、犯人として逮捕された段階ではあくまでも「容疑者」であって、裁判でその罪が裁かれて、本当の犯人と認定されればその時点で「真犯人」とな。また、無罪判決が出た場合は、その時点では不明な本当の犯人のことを指すことになる。

英語では「True Culprit」、ドイツ語では「Wahre Verbrecher」、フランス語では「Vrai Criminel」、イタリア語では「Vero Criminale」、スペイン語では「Verdadero Delincuente」、ポルトガル語では「Verdadeiro Criminoso」、中国語では「真正犯人」と言う。

目星」:いくつかの意味がある。「目当て」「見当」という意味として使われる場合、眼球に出来る白色の小さな点のことで、「角膜翳(かくまくえい)」のこと、「目にキラキラとちらついて見えること」という意味がある。

最も使われるのたは第一の意味である「見当」ということであって、この物語でもこれである。また、「大まかな見当を付ける」ことを「目星を付ける」というように言う。

英語では「Aim」、ドイツ語では「Ziel」、フランス語では「But」、イタリア語では「Scopo」、スペイン語では「Objetivo」、ポルトガル語では「Pontaria」、中国語では「大致的目標」と言う。

高利貸し」:不当な高金利で金銭を貸すこと、またはそれを行っている人、及び業者のことをいう。不当な金利というのは、法律で定められている金利を上回る金利のことを指す。その金利は、出資法で定められている上限金利であり、年率29.2%である。(但し、閏年の場合は29.28%が最高金利となる。)これを上回る金利で金銭を貸し出すと刑事罰の対象となる。また、出資法以外にも、臨時金利調整法、利息制限法、貸金業規制法などでも上限金利が定められている。

特に、利息制限法で定められている上限金利(10万円未満は20%、10万円から100万円未満は18%、100万円以上は15%)を超える金利については支払う必要は無く、この金利を超える部分は民事的には無効である。

もし、利息制限法で定められた上限金利以上の金利で返済を行っていたら、完済の日から10年以内であれば返還請求が可能である。但し、債権の種類によっては10年以内であっても無理な場合もある。こういう経験があれば、弁護士に相談されたし。(やはり、専門家に相談するのが一番の方法である。)

違法な高金利の一例としては「十一(といち)」と呼ばれる10日で1割などが知られている。(闇金融を扱った映画やドラマ、小説では「十一(といち)」はよく出てきますね。)

英語では「Usury」、ドイツ語では「Wucher」、フランス語では「Usure」、イタリア語では「Usura」、スペイン語では「Usura」、ポルトガル語では「Usura」、中国語では「高利貸」と言う。

愉快犯」:世間を騒がせて、その様子を楽しむ犯罪行為のこと、またはそういう犯罪行為を行う人、その犯人のことを言う。尚、「愉快犯」というのは罪状ではなく、その行為の内容によって問われる罪は様々なものが該当することになる。よって「愉快犯」という罪は無い。(但し、内容的には罪に問えるかどうかというグレーゾーンのものもあるのも事実である。)

一例を挙げると、世間を騒がすように挑戦状を送りつけたり、犯行予告を行ってマスコミが話題に取り上げるのを楽しむというものがある。(この場合、挑戦状や犯行予告として記した内容を実行する/しないということは関係ない。→実行したら何らかの罪に問えるが、実行しなかった場合は罪に問うのは難しいことが多い。但し、最近ではそういう挑戦状や犯行予告があった場合、警備を増強させたとして「威力業務妨害罪」で検挙されることが多くなっている。→ネットの掲示板に書き込まれる「犯行予告」というのは実際に実行されないことが多いが、この罪で逮捕されることが多い。(尚、そこに記された内容の犯罪を実際に行うと、その罪と「威力業務妨害罪」の両方が適用されることもある。)

愉快犯は、マスコミが面白がって報道することもその一因とされていることを考えると、20世紀になってマスコミが自由に報道することが出来るようになった副産物ということにもなる。(少なくとも、マスコミが発達していない時代の犯罪とは性質が完全に異なる犯罪ということになる。)そのため、「愉快犯」は現代的な犯罪/犯罪者ということになる。(当然のことながら、これが起こる原因はマスコミだけが原因では無いのですが...)

英語では「Criminal for Pleasure」、ドイツ語では「Täter für Vergnügen」、フランス語では「Offenseur pour Plaisir」、イタリア語では「Offensore per Piacere」、スペイン語では「Ofensor para Placer」、ポルトガル語では「Ofensor Para Prazer」、中国語では「愉快犯」と言う。

弔い合戦」:「弔い戦(いくさ)」と言うこともある。

元々の意味は、戦死者の復讐をして、その戦死者の霊を慰めるために行う戦い、合戦のことを言う。これから派生して、現在では亡くなった人の意思を引き継ぎ、その霊を慰めるために行う行為のことを指すようになった。特に、選挙では前任者が在職中に亡くなったことを受けて、それ以後の最初の選挙の場合、その後継者(日本の選挙ではこういう場合は世襲候補が多いですが...)が意思を受け継いで出馬することがあるが、その選挙間ことを「弔い合戦」または「弔い選挙」と言う。

江戸時代で仇討ちが認められていた時代では、その仇討ちが「弔い合戦」の代表的なものとなっていた。時代を遡り、戦国時代では結構あったことであるが、勝者は敵の一族を滅ぼしてしまうことで弔い合戦として挑んでくる者を出さないようにすることも珍しくなかった。→戦国時代の「弔い合戦」の実例としては、本能寺の変で織田信長を討った明智光秀に対して、羽柴秀吉が山崎の合戦でその光秀を討った戦いが有名である。(これによって秀吉は、信長の後継者という地位を確かなものにした。)

英語では「Battle of Revenge」または「Avenging Battle 」、ドイツ語では「Kampf der Rache」、フランス語では「Bataille de Vengeance」、イタリア語では「Battaglia di Vendetta」、スペイン語では「Batalla de Venganza」、ポルトガル語では「Batalha de Vingança」、中国語では「復仇戰爭」と言う。

 

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