ケータイ刑事銭形愛21話[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の21話「ベルリンの壁殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りとなります。で、五代さんが愛ちゃんを売り込む際に口にした言葉から、「経験」について、「才能」について、愛ちゃんが五代さんに文句として口にした言葉から「山車」について、事件解決後に監督がこの映画はこうと口にした「中止」について記します。尚、「経験」は「零・4話[裏ネタ編]PART 5」で、「才能」は「海・25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/6/7、8、10、11、13付です。
「経験」:人が外界との相互作用の過程を意識化して自分のものとすることである。(抽象的に言うと、今一つ判りにくいが、要するに、自分の体験を通して、道徳的なこと、知的なこととして自覚されたもののことである。)尚、自分のものにしていなければ、単なる「体験」ということになって、「経験」とは区別されることになる。
特に仕事では、これが豊富な人であるほど高い技術を身につけていると見なされるため、アルバイトを含めた雇用に於いては「経験者優遇」ということがよくある。また、職人の世界ではこれがものをいうというのが当たり前のようになっている。よく、「職人技」ということで語られることがあるが、これはその職人の長年の経験を通して身につけた磨かれた技能によるものとされている。→罪化されて自分のものにしたことから「経験」の積み重ねによるものである。
尚、英語では「Experience」、ドイツ語では「Erfahrung」、フランス語では「Expérience」、イタリア語では「Esperienza」、スペイン語では「Experiencia」、オランダ語では「Ervaring」、ポルトガル語では「Experiência」、中国語では「經驗」という。
「才能」:才知と能力のこと、または訓練によって得られた能力のことをいう。更に、「実力」「力」「働き」「力量」という意味もある。これらは、物事を巧みに成し遂げる能力のことを指す。また、これは生まれながらに持っている能力の一つとされている。
よくあるのは、これが生まれながらのものということから、特定の分野では「才能が無い」と言う言葉で片付けられて、その道に進むことを諦めてしまうということが多々ある。確かに、生まれながらに備えている能力としての才能という点ではよくあることであるが、「才能」という言葉の定義からは、訓練(=努力することによる。)によって習得できる能力のことであるため、「才能が無い」ということで諦めることはない。(→努力する能力も一つの才能ということが出来、努力によって技能を身につけるということも出来る。)ただ、一般的に「才能」と言うと、生まれながらに持って備えられた能力という認識があるのも事実である。
英語、ドイツ語、フランス語では「Talent」(但し、発音は異なる。)、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Talento」(但し、発音は異なる。)、中国語では「才能」と言う。
「山車」:「だし」と読む。(難読漢字の一つであるが、小学校で直ぐに習う漢字の2つによる熟語ということもあって、(中学入試などでは)漢字の読みの出題頻度の高い漢字の一つである。)
祭礼の時、数々の飾り物を取り付けて使われる引き車のことを言う。これが主役となる祭も日本各地にある。(特に、人が引っ張るものとして使われる曳山(ひきやま)では、日本三大曳山として知られている「祇園祭」の「鉾(ほこ)」、「高山祭」の「屋台」、「秩父夜祭」の山車は特に有名である。)
尚、全体では「山車」と呼ばれても、それぞれの祭では「山車」とは呼ばずに、「山」「笠」「車」「台」「鉾」など、様々な名称で呼ばれている。
また、「山車」は、祭は夏に多くが行われるものであることもあって「夏」の季語となっている。
この物語では、本来は「出し」と表記されていて、「手段として利用するもの」というで使われているのだが、この意味の場合では「山車」という表記がされる場合がある。特に、この物語のように愛ちゃんという華がある存在であれば、それ自体が華やかなものであることから、近年では「山車に使う」というように使われるようにななっている。(本来は「出しに使う」と記すのですが...)→言葉の変化はよくあることであるが、華があるものに使う場合は実に上手い掛詞としての意味を持たせた使い方ですね。
ちなみに「出し」には、「城の出丸」「のぼりなどの頭に付ける飾り物」「兜人形の頭に付けた厚紙製の飾り物」「手段として利用するもの」「方便」「口実」という意味と、「出し風」の省略した言い方、「だし汁」の省略した言い方として使われる。
「山車」は英語では「Festival Car」、ドイツ語では「Festauto」、フランス語では「Voiture de Festival」、イタリア語では「Macchina di Festa」、スペイン語では「Coche Festivo」、ポルトガル語では「Carro Festivo」、中国語では「花車」と言う。
「中止」:途中で止めること、計画されていた事柄を実行しないでやめることを言う。
特に、プロ野球では、雨天のために予定されていたその日の試合を取りやめることがある。(後日、改めてその試合を行うことになる。)また、近年では、政府が開発計画を立てた公共事業が、完成しないで中止になっているものがいくつかある。→これらは「中止」の具体例と言うことになる。
尚、一時的に止める場合は「休止」と言って、「中止」とは区別される。(その他、会議であれば「休会」、法廷裁判は「休廷」、学校は「休校」というように、一時的に止めるものは「休」という扱いで言い、やはり「中止」とは区別される。)
この物語では、「映画の中止」と言うことだったため、その作品製作が止められて、それっきりになる、則ち、「お蔵入り」になるということである。→主演予定の女優が殺人罪で逮捕されるということになったら、「中止」というのは当たり前ですね。
英語では「Suspension」、ドイツ語では「Absage」、フランス語では「Annulation」、イタリア語では「Annullamento」、スペイン語では「Cancelación」、ポルトガル語では「Cancelamento」、中国語では「中止」と言う。
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