ケータイ刑事銭形愛22話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の22話「ひな人形連続殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目となる今回は、一連の事件の被害者がこれらだったことから、「弟子」について、「編集者」について、「記者」について、「評論家」について、「業者」について記します。尚、「弟子」は「海・15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 2」で、「評論家」は「愛・16話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/6/14、15、17、18付です。
「弟子」:師に従って教えを受ける人のことを言う。「門下生」「教え子」「門弟」などと呼ばれることもある。学問、武道、スポーツ、芸能、工芸などの世界にあるものであって、これらは師弟制度(徒弟制度)と呼ばれる後人に対する教育制度にあるものである。また、この制度は、洋の東西を問わず、古くからあるものでもある。
古いものとしては、古代ギリシャの哲学者のソクラテスを師として、何人もの有名な弟子たちが輩出されていることが知られており、学問の世界で長く受け継がれてきたものである。しかも、その弟子たちは、この制度を受け継ぐだけでは無く、教えの内容も受け継ぎ、更にそれを発展させていった。(弟子が師匠の研究内容を更に発展させていき、その弟子が更に受け継いで発展させる、ということの繰り返しという歴史で学問は発展してきた。)
また、学問以外の分野でも、伝統的芸能、工芸などの世界のように、古来から受け継がれてきた技術や思想をも受け継いでいく分野の世界では、その世界に入ろうとすれば、師の元に弟子となって教えを受けることになる。現在でも伝統芸能の世界では弟子となって師匠の指導を受けて成長していくことになる。(但し、誰でも直ぐに弟子になれるかはまた別問題である。)現在の日本では、落語界や相撲界、華道界、歌舞伎の世界、などの伝統的に世界がこの制度を受け継いでいることで知られている。
また、弟子は師匠から教えを受けるだけではなく、師匠の身の回りの世話をしながら学んでいき、やがては独り立ちすることを目指して精進していくことになる。(この点が学校の「先生」と「生徒」の関係とは大きく異なるところである。)しかし、中には師匠と意見の相違などによって新たな流派を生んで独立することもある。(特に、学術の場合はよくあることである。→イメージとしては悪いが、だからこそその世界がより発展していくことにもなる。)
英語では、個人指導の者は「Pupil」、宗教などの大指導者の指導を受ける者は「Disciple」、学説などの指導を受ける者の場合は「Follower」と言うように使い分けがされている。また「Apprentice」と言うこともある。ドイツ語では「Schüler」、フランス語では「Élève」、イタリア語では「Alunno」、スペイン語では「Alumno」、ポルトガル語では「Aluno」、中国語では「弟子」と言う。
「編集者」:書籍や雑誌、新聞などの印刷媒体のメディアを発行する出版社で、その刊行物に掲載する内容を集め、出版する形に整える作業を行う人のことをいう。(記事を集めてくる人とは、同一人物の場合もあるが、そういう人のことは「記者」と呼ぶため、作業内容から言うと別ということになる。)
尚、教科書や歴史的事実を記した歴史本の場合は、読みは同じ「へんしゅう」であるが、「編修」と表記することもある。これは、中国で国の歴史の編纂に従事する役人(官)のことを「編修」と呼んだことに由来している。
また、映画などのような映像作品、音楽などの音楽作品の場合でも、その素材(映画フィルムやビデオデータ、音楽データなどが該当する)を集めて、作品として形を整える作業のことを「編集」と言い、それを行う人のことを「編集者」と言う。
英語、ポルトガル語では「Editor」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Redakteur」、フランス語では「Éditeur」、イタリア語では「Redattore」、スペイン語では「Editor」、中国語では「編輯」と言う。
「記者」:文書を書く人のことを言うが、特に自ら書く内容について取材を行い、それを元にして文書を書く人のことを言う。具体的には新聞記者、雑誌記者などが該当することになり、「ジャーナリスト」と呼ばれることもある。尚、特に断り無しに「記者」と言うと、新聞記者のことを指すのが一般的でとなっている。
また、映像素材を扱う場合でも同様で、自ら取材を行い、それを映像素材としてまとめる人のことを「記者」という。但し、この場合は「レポータ」と呼ばれることもある。(映像を伴った取材を行う場合は、その人が1人で撮影を行う場合と、撮影する人が別にいてチームとして取材することの両方がある。特に後者の場合は、カメラマンではなくてその素材に映って取材をしている人のことを指すが、「レポータ」と言うことも多い。)
英語、ドイツ語、イタリア語では「Reporter」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Journaliste」、スペイン語では「Reportero」、ポルトガル語では「Repórter」、中国語では「記者」と言う。
「評論家」:物事について、その価値、善悪、優劣などを批評する「評論」を行うことを職業としている人のことを言う。評論する対象となるものは様々であって、多岐にわたっている。(早い話、難でもがその対象になり得る。)が、それらの中でも特定の分野について、その分野の専門家として評論を行うことになる。そのため、その道の専門家ということにもなる。
または、「評論する人」と言う意味から転じて、自分では実行しないで、人のことを色々と論ずる人、口うるさいだけの人のことを「評論家」と言うこともある。→この意味では、誰でもが「評論家」と言っても差し障りないですね。実際、現代は「一億総評論家」と言う言葉も定着している。
英語では「Commentator」、ドイツ語では「Kommentator」、フランス語では「Commentateur」、イタリア語では「Commentatore」、スペイン語では「Comentarista」、ポルトガル語では「Comentarista」、中国語では「評論家」と言う。
「業者」:事業を行っている人、商工業を営んでいる人、営業者、企業者のことを言う。(個人のことを指すだけでなく、取引企業としての団体のことを指すこともある。(これには、個人事業者も含みますが...))また、「事業者」と言うこともある。更に、業界に於いては「同業者」という意味で使われることもある。
英語では「Supplier」、ドイツ語では「Lieferant」、フランス語では「Fournisseur」、イタリア語では「Fornitore」、スペイン語では「Proveedor」、ポルトガル語では「Provedor」、中国語では「企業」と言う。
評論家入門―清貧でもいいから物書きになりたい人に (平凡社新書)
- 作者: 小谷野 敦
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 新書
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