ケータイ刑事銭形海33話(3rd.7話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第33話(3rd.7話)「BS初!ついにやるのかフィギュア劇!? ~銭形海、世界を駆ける!」の裏ネタ編・増補の7回目となる今回は、海ちゃんと松山さんが訪れた欧州の都市でのやりとりから、「パリ」について、「凱旋門」について、「エッフェル塔」ついて、「ローマ」について、「スクーター」について、「スペイン広場」について、「ジェラート」について記します。尚、「パリ」と「ローマ」は「海・33話(3rd.7話)[裏ネタ編]PART 2」で、「エッフェル塔」は「愛・7話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/11/15、18付です。
「パリ」:漢字では「巴里」と表記する。フランスの首都であり、同国で最大の都市であって、世界でも有数の大都市である。人口は220万人弱、都市圏人口は1200万人弱(世界第5位の大都市である。)、パリ盆地の中央にあり、市内をセーヌ川が流れ、シテ島を中心に同心円状に市街地が広がっている。20の行政区が設置されていて、パリ市だけで1つの県になっている。尚、面積は約105.4平方キロであるため、人工は密集している。(この面積は、大阪府高槻市とほぼ同じである。または、東京都足立区の約2倍である。)
世界を代表する大都市であるが、パリというと「芸術の都」と呼ばれていて、文化的に世界をリードする都市というように認識されている。それらの中でも、ファッション、香水などは世界的に有名であり、その中心地となっている。
歴史は古く、5世紀末にメロヴィング朝フランク王国の首都となったのをはじめ、フランスの中心都市として古くから発展した都市である。(都市としては1500年を超える歴史がある。)また、18世紀のフランス革命の舞台となったベルサイユ宮殿をはじめ、歴史が長いこともあって、市内には数多くの観光地がある。
特に世界的に有名な観光地としては、エッフェル塔(1889年のフランス革命100周年を記念して建立)は高さ324mで、東京タワーよりも僅かに低い。現在はセーヌ川周辺は世界遺産に登録されている、凱旋門(エトワール凱旋門、1836年に完成)、オペラ座(オペラ・ガルニエ)などは、名前を知らない人を捜す方が難しいほどであり、シャンゼリゼ通り、コンコルド広場、バスティーユ広場、ヴァンドーム広場、ブローニュの森、ノートルダム大聖堂、ルーヴル美術館、など、誰もが名前を知っている観光地がある。
「凱旋門」:本来の意味は、軍隊の凱旋を歓迎し、戦勝を記念するために建設された大きな門のことである。古代ローマの時代から作られていて、以後、欧州では多数の土地に建設されている。
特に世界的に有名なのは、フランス・パリのシャルル・ド・ゴール広場(エトワール広場)にある「エトワール凱旋門」である。(余りにも有名であるため、「凱旋門」と言った場合はパリの「エトワール凱旋門」(一部の資料では「エトアール凱旋門」と表記している者もある。)を指すことが多い。)
この物語では、舞台がパリで会って「凱旋門」と言っているので、疑う余地が無く、「エトワール凱旋門」のことである。
エトワール凱旋門は、パリのシャンゼリゼ通りの西端、シャルル・ド・ゴール広場にある凱旋門である。ナポレオン1世が1805年のアウステルリッツの戦いの戦勝を記念して建築を命じたものであって、1806年に着工して完成したのが1836年である。(完成時にはナポレオン1世は既に故人になっていた。)完成した時、この場所は「エトワール広場」という名称であったため、「エトワール凱旋門」と呼ばれるようになった。(第二次大戦でナチス・ドイツに占領されたパリを解放したシャルル・ド・ゴール将軍の功績をたたえて、1970年に「シャルル・ド・ゴール広場」に名称が変更されたが、凱旋門の方は「エトワール凱旋門」と呼ばれ続けている。)
古代ローマの凱旋門に倣ったもので、高さ50m、幅45m、奥行き22mというサイズである。特に新古典主義の代表作として知られている。
尚、このエトワール凱旋門は、第二次世界大戦でナチス・ドイツがパリを占領した際、ナチス・ドイツ国旗が掲げられて、ヒトラーが戦車で凱旋したことでも知られている。
エッフェル塔と共に、パリを代表する観光地であって、数多くの人が訪れている観光スポットである。
「エッフェル塔」:フランス・パリにある塔であって、世界的に知られた観光地である。場所はパリのセーヌ河畔のシャン・ド・マルス広場にある。1889年の第4回パリ万国博のために建立されたものであって、フランスの技師・エッフェルの設計によるものである。
パリ万博はフランス革命100周年を記念する一大イベントであって、それに間に合わせるために、僅か2年2ヶ月という間に突貫工事で作り上げられた。(当時の建築技術を考えると、驚異的なスピードである。)また、完成当時の高さは312.3mであった。完成から1930年までは世界一高い建築物であった。(ニューヨークのクライスラービルに世界一の座を譲ることになった。)
1909年には解体されそうになるが、軍事用の無線電波を送信することになったため、取り壊されずに利用される重要な建造物となった。第二次大戦後には、塔の上部にラジオ、テレビの送信アンテナが取り付けられたため、高さが324mになった。
展望台は3箇所にあって、高さは地上から57.6m、115.7m、276.1mの位置にある。数多くの観光客が訪れていて、完成から2億人以上が訪れている。
また、エッフェル塔は、大阪の通天閣のモデルとなったことでも有名である。(但し、現在の通天閣ではなく、初代通天閣(1912年に完成、1943年に解体された。)の方である。初代通天閣は、エッフェル塔と(エトワール)凱旋門を模したものである。高さは約75mで、当時は東洋一高い建造物であった。)
「ローマ」:漢字では「羅馬」と表記する。イタリアの首都であり、ラツィオ州の州都であり、ローマ県の県庁所在地でもある歴史のある都市である。(イタリアの最大都市でもある。)現在の人口は約270万人である。ローマ帝国の首都として栄え、かつては世界最大の人口を誇る大都市であった。紀元前1000年には既に人が住んでいたということで、世界的にも長い歴史のある都市である。
ローマ帝国の時代からの数多くの文化的史跡が多くあるため、観光資源が豊富である。特にコロッセオ、パンテオン、サン・ピエトロ大聖堂などは余りにも有名であり、その他にもスペイン広場、トレビの泉、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の真実の口などは、オードリー・ヘプバーン主演の1953年の映画「ローマの休日」によって更に有名になったものである。(今回の物語では、「ローマの休日」のローマ観光の有名なシーンを再現している所も注目です。)
また、ローマの大きな特徴は、ローマ市内にバチカン市国という独立した国があるということである。世界で最も小さい独立国である「バチカン市国」はローマ教皇庁によって統治されるカトリック教会と東方典礼カトリック教会の中心地であって、統治者はローマ法王である。尚、バチカン市国はそれまではイタリアに含まれていたが、1929年にイタリアから独立したということは意外と知られていない。サン・ピエトロ大聖堂、バチカン宮殿、バチカン美術館、サン・ピエトロ広場が知られている。
「スクーター」:小型のオートバイ(自動二輪車)であって、自動変速装置を有しており、また、車体にまたがらずに腰を掛けて乗ることが出来る車両のことである。現在では小型のオートバイの一つの形式として定着している。
または、子供の遊具の一つで、片足を乗せ、もう一方の足で地面を蹴ることで前に進む小型のハンドルが付いた板状の乗物のことである。(「キックボード」「キックスクーター」と呼ばれることもある。)
元々はオートバイとは別に発展したものであって、キックスクーターの前輪に動力を付けた立乗りの乗り物として登場した。その後、それにことかけできる座席が設けられ、「モータースクーター」として改良された。これがオートバイの一つの形式として発展していき、イタリアのオートバイ・メーカーであるピアジオ社が製造する「ベスパ」はスクーターを代表するものとして世界中に知られることになった。(映画「ローマの休日」に登場したのもベスパでした。)
英語では「Motor Scooter」、ドイツ語では「Motortretroller」、フランス語では「Scooter du Moteur」、イタリア語では「Motorino a Motore」、スペイン語では「Patinete de Motor」、ポルトガル語では「Lambreta」、中国語では「速克達」と言う。
「スペイン広場」:「スパーニャ広場」と呼ばれるともある。(現地語の発音ではこちらの名称になる。)ローマ市の都心部にある広場である。言うまでも無く、「スペイン(エスパーニャ)」の名前ガ付けられた広場であるが、コレハこの地の側にスペイン大使館があることで、この名前が付けられた。
広場の中央に、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作の「バルカッチャの噴水」があり、東側には大階段が、西側にはコルソ通りに向けてコンドッティ通りがあることで知られている。また、「スペイン階段」と呼ばれている階段は、トリニタ・デイ・モンティ教会へと続く階段である。本来の名称は「トリニタ・デイ・モンティ階段」であるが、「スペイン階段」の名前で知られている。
都市公園の一つであるが、この広場が有名になったのは、1953年の映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘプバーン扮する王女がここを訪れ、ジェラートを食べた場所として有名になり、一躍ローマを代表する観光地となった。但し、現在では、広場の保護のため、広場内では飲食は(法律で)禁止されている。→映画のあのシーンの再現は出来ない。
ちなみに、現在では、スペイン広場付近の地下鉄入り口付近に、スペイン階段を通らずに上に通じているエレベーターが設置されている。→時代を感じる所ですね。
「ジェラート」:イタリア、フィレンツェが発祥の氷菓である。果汁、果肉、牛乳、砂糖などを混ぜたものを凍らしたものである。アイスクリームよりも空気含有量が少ないため、密度が濃くなるため、コクがある氷菓である。また、乳脂肪分はアイスクリームよりも低い4~8%であるため、カロリーもアイスクリームよりも低い。(日本の法律では、乳脂肪分が3%~7.9%の「アイスミルク」に分類されることになる。)
イタリアを代表する氷菓であるが、現在では世界中に知られている。(但し、国によってはアイスクリームと混同されているのも事実ですが...)
元々はイタリア語であるが、それが世界中に広がってことから、イタリア語以外のほぼ全ての原語でもイタリア語と同じく「Gelato」と言う。
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