オフコース『Back Streets of Tokyo』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1985年8月に発表されたアルバムが、オリジナル・アルバムではなく、セルフカヴァー・アルバムである。しかも、海外進出を見越しての英語でのカヴァーである。本アルバムはオリコンで1位を獲得していて、彼らのアルバムとしては、4枚のオリジナル・アルバムとサントラ・アルバム、ベスト・アルバムを含めて7作連続で1位を獲得することになった。(同時に1位を獲得した最後のアルバムとなった。)
収録曲は以下の全8曲である。『FOOL (WHAT DOES A FOOL DO NOW)』『SECOND CHANCE』『LOVE'S DETERMINATION』『HER PRETENDER』『EYES IN THE BACK OF MY HEART』『MELODY』『LOVE'S ON FIRE』『ENDLESS NIGHTS』。
この中からシングル・カットされたのは『ENDLESS NIGHTS』であり、オリコンで最高位26位を記録している。また、B面曲は『EYES IN THE BACK OF MY HEART』であった。
いずれもがセルフカヴァーであることから、曲としては馴染みのあるものである。(一部ではアレンジがオリジナルから変わっているが、別曲という様な変化では無い。)が、日本語ではなくて英語で歌っていると、お馴染みの曲でも別曲のような雰囲気がある。この点では新鮮さもあるので、こういうことを試みるのは悪いことではない。が、アメリカ進出を狙ったということでは、単なる英語でのセルフカヴァーでは...ということで、本気でアメリカ進出を狙うのであれば、中途半端に感じられたのも事実である。
結局は、それなりのアルバムという範疇に収まってしまったのが残念なところであった。尚、英語でのアルバムということでは、洋楽のA.O.R.アルバムのような雰囲気があるので、あまり洋楽を聴かない人であればともかく、洋楽をよく聴く方には、中途半端過ぎるアルバムでしか無かったのが残念なところであった...(結局、4人になったオフコースは終わった、ということを強く感じさせることになったアルバムでした。)
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