FABULOUS THUNDERBIRDS『GIRLS GO WILD』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1979年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。テキサス出身で、ブルース・ロックを中心にしたバンドということで、これぞ南部ロックというサウンドを聴かせてくれる彼らの記念すべきアルバムである。当時は特に大きなヒットにならなかったが、キャリアを重ねていって'80's後半にブレイクしたときに、改めて評価されることになったアルバムである。(1枚目のアルバムであるが、この時点で結成から既に5年のキャリアがあった。)
収録曲は、オリジナル盤では全11曲であったが、2001年に再発されたときに3曲のボーナス・トラックが追加されて全14曲となった。収録曲は以下の通りである。『Wait On Time』『Scratch My Back』『Rich Woman』『Full-Time Lover』『Pocket Rocket』『She's Tuff』『Marked Deck』『Walkin' To My Baby』『Rock With Me』『C-Boy's Blues』『Let Me In』。(以下、ボーナス・トラック)『Look Whatcha Done』『Please Don't Lie To Me』『Things I Forgot To Do』。
お薦め曲は、『Wait On Time』『Rich Woman』『Marked Deck』『Pocket Rocket』『Walkin' To My Baby』『Rock With Me』という所をピックアップしておく。
南部では'70'sの早い時期からブルース・ロックを中心としたバンドが活躍していたこともあって、早い時期から馴染んでいたが、そういう中でキャリアを積んできて、完成させたアルバムと言うことで、成熟したブルージーなロックを聴かせてくれている。また、JIMMIE VAUGHANのギターとKIM WILSONのボーカルのマッチングが良く、更にキムのハーモニカがまた何とも言えない味わいを醸し出している。
じっくりと聴くことの出来るブルース・ロック・アルバムであるだけに、グラスを傾けながらじっくりと聴きたいアルバムの一つである。(活きの良いところもあるが、じっくりと聴きたいという方が強いですね。)
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