GARY MOORE『BACK ON THE STREETS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは、つい先日(2/6)に三回忌(あの訃報から2年が流れました。)を迎えた彼の、1978年に発表されたアルバムである。また、彼のアルバムとして、初めてチャートインを記録したアルバムであり、ヒット・シングルも生まれている。但し、当時、本アルバムは特に大きなヒットにはならず、'80'sになって彼がブレイクしてから再評価されたと言った方が良いアルバムである。尚、チャート成績はイギリスで最高位70位を記録している。
収録曲は以下の全8曲である。『Back On The Streets』『Dont Believe A Word』『Fanatical Fascists』『Flight Of The Snow Moose』『Hurricane』『Song For Donna』『What Would You Rather Bee Or A Wasp』『Parisenne Walkways』。
この中からシングル・カットされたのは『Parisenne Walkways』であって、アイルランドで最高位5位、イギリスで最高位8位を記録するヒットとなった。
お薦め曲は、記念すべきヒット・シングルの『Parisenne Walkways』、更にアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Back On The Streets』、バラード系の曲として『Song For Donna』、THIN LIZZYのカヴァー曲からは『Dont Believe A Word』をピックアップしておく。
本アルバムは、THIN LIZZYの正式メンバーになって直ぐに発表されたものでもある。(彼は1974年からTHIN LIZZYに参加していたが、まだ正式メンバーではなかった。)ということで、バンドの方での活躍が期待されながら、ソロとしても期待されることにもなった。(結局、THIN LIZZYの方は1979年に脱退することになりますが...)
サウンドの方は、ハードにロック・ナンバーからインスト曲、バラードまで揃っていて、なかなかよく出来たアルバムとなっている。また、ギタリストとしての彼の力量を発揮するのにも十分な構成となっていて、弾きまくっている所もしっかりと出ている。ということで、彼にとっても大きなワンステップとなったアルバムであるだけに、じっくりと聴いておきましょう!
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