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GORDON LIGHTFOOT『SIT DOWN YOUNG STRANGER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1970年に発表された彼の6枚目のスタジオ・アルバムであり、レコード会社を移籍して、リフレッシュしての再スタートとなったアルバムでもある。更に、本国カナダではこれまでにチャートインしたアルバムはあったが、アメリカでは初めてチャートインを記録するアルバムにもなり、本アルバムからはカナダで初めて1位の座を獲得することになったシングル曲も生まれている。ということで、彼のキャリアに於いても重要なアルバムと言うことにも成り、'70's初頭のフォーク/カントリー系の名盤の一つとして知られているアルバムである。

チャート成績は、カナダで最高位12位、アメリカでもBillboardで最高位12位を記録していて、1971年のBillboard年間アルバム・チャートでは56位にランクインしている。

収録曲は以下の全11曲である。『Minstrel Of The Dawn』『Me And Bobby McGee』『Approaching Lavender』『Saturday Clothes』『Cobwebs & Dust』『Poor Little Allison』『Sit Down Young Stranger』『If You Could Read My Mind』『Baby It's Alright』『Your Love's Return (Song For Stephen Foster)』『The Pony Man』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Me And Bobby McGee』は、カナダのカントリー・チャートで初めて1位を獲得し、カナダの総合シングル・チャートでは最高位13位を記録している。2nd.シングルの『Approaching Lavender』はカナダのアダルト・コンテンポラリー・チャートで20位を記録している。(ここまでの2曲は、本国カナダのみのチャートインである。)そして3rd.シングルの『If You Could Read My Mind』(邦題は『心に秘めた想い』)はカナダのACチャートと総合チャートで1位を獲得し、更にアメリカでもBillboardのACチャートで1位、HOT 100では最高位5位を記録し、1971年のBillboard年間シングル・チャートでは36位にランクインしている。また、、豪州では最高位27位、イギリスでは最高位30位を記録して射て、本国カナダ以外でも大きなヒットになった。

お薦め曲は、世界的なヒットになって彼の名前を広く知らしめることになったシングル曲の『If You Could Read My Mind』、シングル曲の『Me And Bobby McGee』、更に『Minstrel Of The Dawn』『Saturday Clothes』『Your Love's Return (Song For Stephen Foster)』という所をピックアップしておく。

サウンドとしては、素朴さが出ていてシンプルなものである。派手な所はないが、優しく心に語るような所が本アルバムの売りとなっているが、これが'60'sのやや派手に染まった所と決別して、(当時迎えた)新たな「'70's」という時代にマッチしたものとして上手く纏めている。

日本では、フォーク/カントリー系のサウンドは今ひとつ受け入れられない所があるが、シンプルな男性ボーカル・アルバムと考えても、なかなかのものであるため、ボーカルものがお好きな方にはお奨めしたいアルバムである。(派手さを求める方には向きませんが...)

Sit Down Young Stranger

Sit Down Young Stranger

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird Records
  • 発売日: 2010/06/08
  • メディア: CD



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