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修学旅行で食中毒か? [不祥事]

滋賀県甲賀市の信楽小の6年生23人が、27日から28日にかけて、おう吐や下痢などの症状を訴えた、と滋賀県健康推進課が発表した。症状は軽く、全員がほぼ回復しているという。(これはよかった。)

この小学校の6年生77人は25日から1泊2日の日程で、奈良市と三重県の伊勢方面に修学旅行に出掛けていて、帰宅後の27日朝から腹痛などを訴え始めたという。同じ小学校の他の学年の児童に症状がないため、修学旅行中の食事が原因の可能性もあるとみて、関係自治体に食事を提供した施設の調査を依頼した。

現時点では、食中毒か感染症の双方の可能性があると言うが、発生状況から考えると、修学旅行が原因であることは間違いないだろう。この小学校の修学旅行のスケジュールが分からないので、細かいことは推測の域を超えないが、考えられることを述べることにする。

旅行先の旅館などの食事が原因とするのは、症状を訴えたのが全体の1/3なので、その可能性は低いものと考えられる。(否定は出来ない。)それ以外に原因を求めるとなると、行き先が伊勢ということなので、大抵はお決まりのおみやげがある。「赤○」である。しかし、小学生の家族に症状を訴える者がいないので、それが原因という可能性も低いだろう。また、奈良に行っているとのことだが、ひょっとしたら奈良公園で「鹿せんべい」を買って、それを口にしたというのだろうか。興味半分で口にするということは、小学生だったら十分あり得ることである。しかも発生人数からは妥当な数とも考えられる。(だが、これが原因と断言するだけの証拠がないため、あくまでも推測の一つである。)

食事を提供した施設を調査することは必要だが、上で述べたような場合まで調査をしているのだろうか。役所の発想では全くあり得ないと言ってしまわれそうだが、食中毒(または感染症)の原因を追及するのであれば、そういうところまでの可能性を考える必要がある。役所の頭が固いか柔軟であるかを試される事件でもある。(症状が軽かったというから、こういうことを考える余裕がある。)



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