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近鉄駅員・勤務中に飲酒 [不祥事]

近畿日本鉄道は、近鉄名古屋駅と津駅に所属する駅員計21人が、宿直勤務中に仮眠室や食堂で飲酒をしていて、その後に早朝勤務をしていたことを明らかにした。この21人の中には管理者である助役が4人もいたことを重視し、今後、泊まり勤務をする全駅員を対象に調査を実施し、調査が終わり次第、関係者を正式に処分するという。(一応、現時点では21人に対して注意が行われた。)また、中には、制服から私服に着替えて、近所のコンビニなどに酒を買いに行っていた者もいるという。近鉄では、勤務中の飲酒をすべての場所で禁止している、という社内規定があるが、鉄道事業という人命を運ぶ業務であれば、これは当然のことである。(というか、業務中に飲酒が認められるというのは、夜のお水に関する接客業ぐらいであろう。)

これが判明したのは、匿名の投書があったためであり、その投書にあった名古屋駅の駅員に聞き取りした結果、9人が仮眠所で缶ビール1~3本を飲み、翌朝の勤務に就いていたことが判明した。更に、その後全駅で飲酒の実態について調査して、津駅などの12人も仮眠所での飲酒を認めた、という経緯で分かったものである。

これらの中に運転士や車掌がいなかったとはいうものの、駅員であっても何かがあれば大変な事態になるのは明らかである。「安全確保を使命とする鉄道事業にあってはならないことで、深くおわびする。全社員の指導・教育を徹底し、再発防止に取り組む」というコメントを出したが、その通りであり、再発は絶対に起こさないでもらいたいものである。(他の全ての鉄道事業者でも、この際だから調査をしてみたらどうであろうか。)



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