SSブログ

紀の川、加古川水系で取水制限 [災害]

空梅雨が続いていて、四国、九州では取水制限が過去最強というレベルにまで引き上げられている(農業用水だけでなく、工業用水にも影響が出ていて、工業生産も減少になっている。)が、近畿にもその手が広がった。紀の川水系の奈良県内のダムと、加古川水系の加古川大堰の貯水量が減っているため、これら2つの水系で取水制限を始めた。紀の川水系は用途により10~30%、加古川水系は最大33%で、上水道は自主節水とした。

」が降らない。異常と言うほど降らない。とにかく徹底して降らない。(反面、去年の水害のように、降る時には徹底して降る。)殆どの地域で、今年の降水量はここ10年で最も少ないという。1994年の大渇水の時よりも降雨量が少ないという。

各家庭に対しては「節水」を呼びかけているが、水の需要が増える本格的な夏の到来はこれからである。この調子だと、この夏は色々と異例の夏になる。「節水のため、営業を中止します」というようなプールも出てくるだろう。

また、注意しなければならないこともある。こういう状況になってくると、本気で「雨乞い」をしようとする考えも出てくるが、そういうことに目を付けた詐欺集団も現れることが十分考えられる。そういうものには引っかからないように注意しましょう。

ここまでの広範囲に及ぶ渇水になると、解決方法は「台風上陸」に期待するしかない。が、九州に上陸して列島横断するような台風が生まれればいいが、前線や太平洋/オホーツク高気圧の勢力、フィリピン近海の状況を考えると、それも難しそうである。本当にどういう夏になるのだろうか...



共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。