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ガードレールの金属片の正体 [事故]

全国の道路の数万ヶ所のガードレールに金属片が付着していた問題で、走行中の車両を接触させて金属片が付くかを再現する実験が、22日、茨城県つくば市の国土技術政策総合研究所で公開された。実験には普通乗用車を使用し、40km/hでガードレールに接触させると車体の一部がはぎ取られ、ガードレールの継ぎ目部分に長さ約16cmの三角形の金属片が付着し、車体には三角形の穴が残ったという。また、同研究所では、7月から20~30台の車両で実験を繰り返していて、ガードレールの継ぎ目部分やボルト部分に、金属片が付く場合があることも確認したという。

これにより、問題の金属片は車のガードレールへの接触事故によって付いたものであることが証明されたことになる。しかし、中には、二重、三重の金属片が付いていたものをはじめ、車道に面していないガードレールに付いていた場合など、車の接触とは考えられない場合もある。(90%以上は接触によるものだとは言えるであろう。)今後はそういう個別の事例についての研究を行う必要がある。

また、どうしたら付きにくくなるかを研究する必要もある。だが、これについては、大阪の業者が、ガードレールの継ぎ目にカバーを被せることで、付きにくくするというものを発表している。(このメーカーの実験では、効果が得られている。)ただ、それを装着する手間と費用が問題となる。

このニュースが流れた時、「天狗の仕業」と言ってみたり、「新興宗教」だ、「宇宙人だ」というようなことを言う輩がいたが、やはり順当な結論ということになった。こうしてみると「人の噂というのは本当に暴走するものである」とつくづく感じさせてくれるものである。(天狗や宇宙人なんて、誰もが面白がって言っているだけであり、実際は誰もがバカにしていたことでしょうが...)



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