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京の東宝3映画館、来年以降順次閉館へ [京都の話題]

京都スカラ座」「京都宝塚劇場」「京極東宝劇場」といえば、京都の繁華街である河原町界隈にある大きな映画館であり、東宝の直営館である。京極東宝は現在では3スクリーンあり、2つはそうではないものの、これらの劇場はいずれもが大スクリーンを有し、観客席の数も多い劇場である。

これに3館について、東宝が閉館を決定した。理由としては、設備が時代に即さなくなった、今年6月にオープンした最新設備を備えた11スクリーンのシネコン(TOHOシネマズ二条)が順調であることを挙げている。これらの劇場は、昭和初期(1935年)に開館し、戦後は一時GHQの接収となった時期があったものの、京都で多くの映画ファンを楽しませてきた老舗館である。

既に、劇場のあるビルに入っているテナントに対して退店を求めていて、それが完了すると閉館し、ビルも取り壊すとしている。(跡地の利用については、東宝が河原町にふさわしい新施設の建設を検討する、としている。→商業施設のビルでも作るのでしょうね。)

河原町界隈といえば、松竹が2001年にシネコン「MOVIX京都」を新設し、しかもつい最近になってこれを12スクリーンまで拡大させているのをはじめ、他にもいくつかの映画館はある。しかし、スカラ座、京都宝塚、京極東宝が無くなるということで、河原町を代表するような映画館が無くなってしまうことになる。時代が変わったとはいうものの、ちょっぴりさびしさを感じてしまう。

尚。東宝の京都でのメインが二条に移動するということになると、場所が場所だけに、ちょっと行きにくくなる。となると、個人的には、東宝作品は高槻か梅田(NAVIO)のシネコンを利用することが増えるようになると思います。

(追記)
上記3つの劇場は、2006/1/29限りで閉館しました。



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