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遅い判断・道路公団副総裁を解任へ [不祥事]

日本道路公団の近藤総裁は、独禁法違反で起訴された内田副総裁の解任手続きを進めるよう関係部署に指示した。また、背任罪の不法利得の返還については、損害賠償請求を前提に具体的な検討を始めるという。で、今週の内に内部調査委を設置するという。これまでは「捜査に支障が出る」として、内部調査を一切行わないとしていた道路公団であったが、ようやく重い腰を上げたことになった。

それにしても、あまりにも遅い対応である。No.2が逮捕されたのだから、公団にとったら異常事態である。異常事態が発生したら、対応するために即座に動き出すのが当たり前である。しかも、今になってようやく「解任手続きを」というのは、今まで何をしていたのか。確かに、現時点では裁判で判決が出て確定という状況ではないが、民間企業であれば「逮捕」というだけで懲戒解雇になっていても全くおかしくない。しかも平社員ではなく、No.2という地位にいる者ではないか。本当に動くのが遅い!としか言いようがない。(でも、判決確定まで待つ、ということをしなかったのはよいことである。)

道路公団が民営化されるのは10/1であり、あと一ヶ月半に迫っている。本当にこんなことで大丈夫なのか?半年も経たないうちに、政府が支援策を打ち出すというような愚策に進むことだけは許されない。民間企業では、経営に失敗したら消え去るのみ、ということは分かっているのだろうか。とにかく「全く信用できない」ということだけは誰もが疑う余地はなく、これを背負っている限りは明日はないであろうが...



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