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JAL機、今度は客室内で異臭 [事故]

またもJALのトラブルである。既に「JAL、トラブル」というのには呆れ果てているので、今回は無視しようかとも思ったが、多発するトラブルの原因についての(個人的)推察を行ったのを記すために、取り上げることにした。

日本時間で14日11:55ごろ、オーストラリアのブリスベンの西約370km、高度約1万400mの上空を飛行中のシドニー発関西空港行きのJAL778便(ボーイング747-300型機、乗客・乗員307人)の客室内で異臭が発生し、目的地をブリスベンに変更して、12:47に着陸した。怪我人はなしという、そう大きくないものであった。(ただ、小さいトラブルとは言い切れない。)

原因は、客室内の照明器具の一部がショートして異臭が発生したというものであった。つまり、電気的な問題で異臭が発生ということになるが、これは言ってみれば、ショートによるぼや騒ぎに入る。となると、事態が酷くなると、火災に発展し、ひいては空中爆発にまで繋がる可能性があり、問題である。(「無事で良かった」が、トラブルの類のハプニングは、常に「最悪の場合」を考えておかなければならない。)今回のトラブルからは、本当に整備が正しく行われているのであろうか、疑問が生じてしまう。

ただ、JALに限らず、ANAにしてもJALと同様に整備を子会社などに外注している。それなのに、JALではトラブル続発、ANAもトラブルは起こしているが少ない、というのはどう解釈すればいいのだろうか。JALが契約している整備会社の技術、能力が極端に低いということなのか。いや、少なくとも航空機の整備を行う会社であれば、それなりの設備と人材を保有している。マニュアルもそれなりに整備されている。多少のレベル差はあったとしても、そこだけが問題を頻発するというのは考えにくい。では、何があるのか。ここからはあくまでも推論でしかないが、考えられる要因がある。(誰か、取材をして調べてもらいたい。(いや、既に動いているかもしれないが...))

それは、JALが他の航空会社よりも整備費用を値切っているのではないか、ということである。同じ型の航空機の整備を行うにしても、他社が1機あたり100のお金を支払っているとすると、JALは例えば60とか70しか払っていない、ということではないだろうか。これであれば、整備会社の方としたら、JAL機に対しては収益性が悪いということで、(表には出さないが、堂々と)手抜き検査を行うということが十分考えられる。そのため、JAL機では十分な検査が行われず、トラブルが多発するが、他社では起こらない(起こりにくい)ということに説明が出来る。

既に一連のトラブルに対してJALは何らかの説明を行わなければならないレベルにいる。ここで述べた推論が行われていないのか、ちゃんと説明を行ってもらいたいものである。

また、JALの乗員たちの間では、アテネ北に墜落したキプロス・ヘリオス航空の乗員のように「事故機と同型機への搭乗を拒否する」(こちらを参照されたし。)ということは考えないのでしょうかねぇ。(利用客についても同様。)でも、日本人だったら「今回だけは大丈夫」と考えて、そういう考えには達しないか...



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