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今度はペルー機墜落 [事故]

ペルーの中部プカルパの空港付近のジャングルに、現地時間23日午後(日本時間では24日午前)、ペルー国営タンス航空リマ発プカルパ経由イキトス行きのボーイング737(乗客92人、乗員8人)が墜落し、炎上した。尚、空港周辺は当時激しい雨が降っていたという。地元警察当局者はスペイン通信に、現場から計41人の遺体を回収したと語った。

また、いつもの報道パターンであるが、「在ペルー日本大使館によると乗客名簿に日本人らしい名前はないもよう」という報道が行われた。これでは続報に対して、日本での報道が小さくなってしまうだけである。こういう扱い方は報道機関は考え直すべきである。原因などの報道もしっかりと行わなければならない。日本人が関係していなければいい、という姿勢でいるから、日本の評価はいつまでも上がらず、エコノミック・アニマル、足のついた金、というように思われ続けるのである。

不幸な事故ではあるが、事故原因や今後の対応なども報道し、航空機の利用者である一般市民に対してもそれなりの情報を提供しなければならないのである。利用者にそういう情報が届くことになると、トラブルばかりを繰り返しているJALに対する目も厳しいものになり、それがJALに対する圧力にも成る。つまり、いつまでも同じことばかりを繰り返し、いっこうに改善しようという感じが伝わってこないJALのためにもなるのである。

それにしても、今月になって、世界各地で航空機の墜落が続発している。原油高による燃料高騰の影響で各社とも経営に歪みが出てきたということなのだろうか。そういう事態になっているのであれば、良い方法とは言えないかもしれないが、世界中の航空会社が集まり、「談合」をして安値競争を少し緩めることをしなければならないのかもしれない。


(8/25追記)
本件、当初は墜落事故と伝えられたが、AP通信は地元当局者の話として、同機が悪天候で空港に近づけず、ジャングルの沼地に緊急着陸を試みたと伝えた。衝撃で機体は2つに割れ、生存者の多くは炎上する飛行機を逃れて沼地の中を走って逃げたという。死者41人、負傷者57人、行方不明2人になっているという。


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