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カナダに石綿輸出中止要請 [国際]

アスベストによる健康被害問題で、全労連や建設労働者らでつくる労働組合は、世界3位の白石綿産出国のカナダの大使館を訪れ、輸出を中止するよう要請書を渡した。要請書は「日本で使用する石綿の6割がカナダからの輸入。(比較的発がん性の弱いとされる)白石綿も有害性が確認されており、輸出振興政策をやめてほしい」としている。大使館側は本国に送り、文書回答することを約束したという。

政府は何をしているのか。とっとと石綿の前面輸入禁止を決定していたら、こんな恥ずかしい要望書は出ないで済んだではないか。そもそも輸出国に対して、その国の政策をやめてほしい、というような要望書を出すと言うことは、相手国に対する内政干渉である。しかも、国ではなく労組がこんな馬鹿げた要望書を出すというのは、国際社会では恥である。(政府に対して、輸入禁止を求める要望書を出すべきであった。)

また、大使館には国の政策に対してどうのこうのという権限がないから、本国に送るというのは適切な処置である。文書での回答を約束したというが、回答期限はいつなのか。これを明確にしておかないと、有耶無耶にされてしまう可能性もある。

いずれにしても、国が対策に動こうとしないのは実にふざけている。国民を守ることを行うのは政府の役割である。が、それを放棄しているとして思えない政府は政府とは言わない。(存在価値すらない。)軍隊があったらクーデターが起こっていてもちっとも不思議ではないが、日本にはクーデターを行えるような力を持った軍事組織が存在しないので助かっている。

とにかく、国民の健康を守るためにも、一刻も早く石綿の健康被害を公害と認定し、対策を早期に行罠蹴ればならない。(郵政なんか遅らせても人は死なないが、石綿は遅くなればなるほど被害が拡大して多くの人が死ぬという大問題である。)



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