SSブログ

2016年夏季五輪立候補のイタリアの都市 [スポーツ]

こちらの記事でローマ市長が2016年の夏季五輪について、ローマが立候補する意向であることを述べたが、イタリアのミラノ市長もイタリアオリンピック委員会に立候補する意志を伝えていたことが分かった。世界各地の都市は、オリンピック開催都市に立候補することは可能であるが、一つの大会に関して立候補できるのは一つの国で一都市だけである。よって、イタリアオリンピック委員会がローマとミラノのいずれかを選択しなければならない。ローマにしたら、1960年には夏季五輪を開催しているが、2004年にも立候補したが、この時はアテネに敗れた。で、今度は2016年に手を挙げたが、国内でライバルが現れるということになった。尚、ミラノは夏期、冬期を含めて過去に五輪を開催したことはない。

しかし、2012年が同じヨーロッパのロンドンで開催することが決定しているだけに、2大会続けてヨーロッパでの開催となるのは、他都市を圧倒するような素晴らしい開催計画がない限り、難しいと思われる。しかも、アメリカのロサンゼルスが2016年夏季五輪に立候補する計画を発表していて、地域性を考慮すると、有力候補と言える。(開催計画はこれからであるが、開催計画のみで決まるものではない。)尚、ロサンゼルスは1932年と1984年に開催しているので、ロンドンに次いで3度目の開催を狙うことになる。

立候補を表明することは自由であるので、いくらでも手を挙げてもらっても構わないが、どう考えてもヨーロッパの国であるイタリアでの開催は困難なものと言える。ということは、地元の観光産業のために、国際的な宣伝効果が期待できるために立候補を表明したということが十分考えられる。そろそろ五輪の開催都市を決定するやり方を考え直す時期にさしかかっているのは間違いないようである。



共通テーマ:スポーツ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。