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新潟県警のPR看板で怪我 [不祥事]

新潟市で、警察がギャグを行った。まったく弛んだ警察としか言いようがない。18日11:15頃、新潟市を流れる阿賀野川の河川敷公園で行われていたイベント「阿賀野川フェスティバル2005」で、交通事故防止を呼びかける新潟県警のPR看板(縦1.8m、横1.2mの石膏ボード3枚を横に並べて組み合わせたもの)が倒れ、1才の男児ら家族3人がその下敷きになり、1才の男児の額に当たり、病院で手当てを受けることになった。(軽傷。他の2人は怪我なし。)

看板には事故で大破した車などの写真パネルをつり下げていたというが、そのパネルが人に怪我を負わせたのだから、何をしていたのであろうか。問題の看板は、この日の朝に県警が設置したものであり、ひもで固定するというような強風対策は取っていなかったという。(全く、危険予知も出来ないというお粗末な警察である。)

警察は「申し訳なく思っている。原因を調べ、適切に対応したい。」と話しているが、河川敷に看板を設置するのに、風対策を行っていないというのは呆けているといわれても仕方がない。(河川敷には強風が吹くというのは常識である。)こういう場合によくあるのは、警察内部の部署同士で責任のなすりあいをするということである。が、こんなにも幼稚なミスを犯すのは、企画をした部署、看板を設置した部署のいずれにも責任があるが、管理側(内容のチェックは行ったのか?)の常識のなさ、設置作業者(指示に従って設置しただけ、と言うだろうが、安全対策に欠陥があることに気付いて当然である)の常識のなさなど、警察側の関係部署全てに責任がある。

更に、「対応したい」とはどういうことなのか。1件の事故として処理するだけなのだろうが、今後も似たようなことを行うことは明らかなのだから、再発防止のための取り組みはどうするというのだろうか。発生してしまったことの処理も大事であるが、同じ過ちを繰り返さないためにも、再発防止の取り組みはより重要である。(どうやら警察はそれを理解していないようである。)そんなことでは市民の信頼は永久に得られませんよ。



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