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苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)流出で死の川に [不祥事]

兵庫県明石市の赤根川が死の川になった。コイやウナギなど400~500匹が、約2kmにわたって浮いていたというのである。地元住民が19日朝に発見し、警察に通報し、警察が調べると、近くにある近畿コカ・コーラプロダクツ明石工場が原因であることが分かった。

原因は、強アルカリ性の苛性ソーダ(=水酸化ナトリウム)溶液約10トンが川に流れたということである。同社の屋上にある塩化ビニール製のタンク(高さ約1m、容量約300リットル)の下部に20~30cmの亀裂が2ヶ所に入り、タンク内の溶液が漏れ、雨水管を伝って川に流れ出たというのである。このタンクは中身が減ると自動的に別にある親タンクから溶液が補充される仕組みとなっているため、合わせて約1万リットル(重量にすると約10トン)が川に漏れたという。(苛性ソーダはペットボトルの殺菌工程に使用されるものであるが、水酸化ナトリウム水溶液なので強アルカリ性である。)

対応が悪かったという部分がたことも分かった。同社がタンクの亀裂を発見したのは19日17時過ぎというのである。結局、社長が「関係各方面や地元の皆様に多大なご迷惑をおかけした。流出を確認した時点で通報すべきで、判断が甘かった」と謝罪したが、危機意識が無かったと言われても仕方がない。やはり、問題を発見したら、直ちに通報対応をしなければならない、ということである。

これによって、同社は水質汚濁防止法違反容疑で調べを受けることになった。また、再発防止のための行政指導も受けることになった。(これは当然である。)

製造された飲料水に混入していたというものでないので、「同社製品が危険である」というようなことは無いが、これによってコカ・コーラ社製品が多少売れなくなるということになるのでしょうか?(でも、秋になり、少しは涼しくなってきたから、清涼飲料水の売り上げは減少してくる時期になっている。)いや、こんなことがあったことも知らないでいるから、特に売り上げには関与しないか...
(近畿地区が販売地域である。)



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