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正鬼(せいぎ)くん人形 [京都の話題]

「○鬼」というのは「仮面ライダー響鬼」に登場するライダーたちの名前である。(「○○き」と読む。放映開始は今年の1月。)その仲間では?と思ってしまうのが「正鬼」である。(ここでは「せいぎ」と読む。しかし、「仮面ライダー響鬼」で「○鬼」の「鬼」の読み方が「ぎ」と濁るものは今のところいない...)いや「正鬼くん人形」である。

これは京都府大江町で評判になっているものである。去年3月に大江駐在所に勤務となった警部補が、初めての駐在所勤務ということで、地域にとけもうとして、家族全員で町のシンボルの鬼が青い警帽をかぶったイラストを考案し、それを駐在所のマスコットとして、毎月全戸に配布される駐在所広報に載せたり、妻が作った約4cmの人形をパトカーの鍵や携帯電話につけて勤務をしてきた。その内、児童たちの登校を見守るその警部補に人形の名前を尋ねる児童が多くなった。で、今年5月になって、その児童たちが通う美河小学校に名前を募集し、「正鬼くん」に決定した。(ひょっとしたら「仮面ライダー響鬼」の影響があるのかもしれない...?)

で、そのお礼として、警部補の妻が約1ヶ月半かけて人形165個を作り、安全を祈って一学期の終業式で全校児童にプレゼントしたという。二学期が始まってからは、児童たちはその正鬼くん人形と防犯ブザーをランドセルに付けて登下校しているという。

最近は、何かあれば直ぐにキャラクター・グッズとしてメーカーが入って来て販売する、というたくましい商魂が幅を利かせている。が、地域で自然発生した「正鬼くん」は、使い捨てのキャラクタにならず、地域の子供たちの安全を守るために生き続けていてもらいたいものである。



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