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野球の五輪復帰運動 [スポーツ]

7月の国際オリンピック委員会総会で、2012年のロンドン五輪の実施競技から除外された野球ソフトボールについて、ここになって野球の方をロンドン五輪の開催競技に戻そうとする動きが出てきた。もしも、それが実現することになったら、7月の総会は何だったのか、ということになってしまう。一部のルールを無視した輩の声は無視してもらいたいものである。(復活させるのであれば、ルールに従って協議を行い、2016年からを目指すべきである。)

夏季五輪では、最大28競技が開催されることになっているが、ロンドン五輪では野球とソフトボールが外れ、新規開催競技が無いことから、26の競技が開催されることになっている。この決定を受けて既にロンドン五輪の計画は26競技で動いている。それを乱すようなことは絶対にするべきではない。(まあ、今ならば、これが増えても十分対応することは可能であろうが...)

しかも、存続を決める投票結果が僅差だったことから、そういう動きをしようとしているのは、単に敗者の遠吠えでしかない。(ソフトボールの存続については、賛成と反対が共に52票ということで、過半数に達していなかったので外れることになり、野球は賛成50、反対54だったことが分かった。)僅差とは言え、ルールに則って(「過半数の賛成で競技は行われる」)開催競技から外れることが決定したことのだから、ダメなものはダメであり、復活させるにしてもルールに従うべきである。

尚、ロンドン五輪での野球復活を画策するのは、IOCの副会長になった某アジアの東端に位置する国が狙っていることであるが、あんまり強引なことをすると、2016年以降の夏季五輪を招致しようとしている運動に対して、反感を持たれることを否定できない。最大28競技が26競技になったということで、若干の観客の減少や放映権料の減少になると懸念しているようだが、そんなことは分かっていることである。国際社会では「ルールを遵守すること」が大事である。変なことを画策するのであれば、ルールを改正することを働きかけたらいいのである。恥知らずなことを行わないでもらいたいものである。



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