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EURYTHMICS『SWEET DREAMS(Are Made Of This)』 [音楽(洋楽)]

タイトルのアルバムは、1983年に発表されたもので、アニー・レノックスとデイヴ・スチュワートの二人にとったら出世作でもある。このアルバムからは、アルバムタイトルと同名の『Sweet Dreams(Are Made Of This)』と『Love Is A Stranger』がヒットしている。この2曲は、当時はアルバム(LP)のA面とB面の1曲目に収録されていた(A面が『Love …』、B面が『SWEET …』)ため、CDでは、1曲目と6曲目となっている。(現在、BGMとして、1曲目から再生中。)シングル・カットした曲がそれぞれの面の頭にあると、やはり聴き入りやすくなる。(その分、CDでは何となく違和感を感じる場合もあり得るのだが...)

1983年と言えば、'80年代サウンドの頂点を極めたと言ってもいい年であり、素晴らしい曲が数多く発表されている。何せ、ある所が「80年代(1980~1989年)のベストソングは?」というアンケートを行った時、'83年に発表になった曲が曲の半数を占めていたという結果になったものがあるというのである。それだけ多くの秀作が発表された年の作品である本アルバムも、やはり秀作の一つとして数えられる。

シンセサイザー、今では珍しくも何でもないが、これが広く使われるようになった'80年代前半は、また実験的なサウンドも次々と登場した。(それにしても、新しい波というのはイギリス発というのが多い。)その勢いは、DURAN DURANなどの活躍によって、「第二次ブリティッシュ・インベージョン」と言われ、世界を席巻したが、その波が収まりかけようとしていた所に、またもイギリス発のムーブメントが起こるのだから、面白いところである。

後に、ソロとしてもヒット曲を飛ばしているアニー・レノックスであるが、独特の彼女の歌声は、本アルバムが生まれた頃でも魅力を放っている。(やはり、ブレークする人は、それなりの輝きを放っているということにもなる。)それにしても、この時期の完成されたサウンドというのは、実に気持ちが良い。現在では、既に20年という時間が経過していることから、ポピュラー音楽の「クラシック」として扱われるようにもなっているが、そのため、安価な輸入盤(国内版もある)でのリリースもあり、お手軽に接することが出来るようになっている。時間の経過というのは、ありがたいことをもたらしてくれるものである。

今回は、書きながらもサウンドの方に惹かれることが多く、途中で何度もキーボードを打つことが止まったこともあり、文章の量の割にBGMとして流れた曲数が多い。既にアルバムのラストを飾る『This City Never Sleeps』が現在のBGMとなっている。ということで、お後がよろしいようなので、ここいらで幕となります。

Sweet Dreams (Are Made of This)

Sweet Dreams (Are Made of This)

  • アーティスト: Eurythmics
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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