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HUMAN LEAGUE『GREATEST HITS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは、1988年に発表されたベストアルバムである。(でも、HUMAN LEAGUEって、そんなに多くヒット曲があったっけ...?)印象に残っている曲と言えば、やはり1981年の『Don't You Want Me』である。「愛の残り火」という邦題が付いていたが、やはりこの邦題は気に入らない。当時は、DURAN DURANなどの新しい波(第二次ブリティッシュ・インベージョン)に乗って、イギリス勢の新しいサウンドに勢いがあり、この曲もシンセサイザーを使ったエレクトリック・ポップというジャンルに含められて、ヒットを記録した。この少し前に世界を席巻したディスコ・サウンドの雰囲気を持っていて、小気味いいサウンドが印象的である。

今回、このアルバムを聴こうという気になったのは、実は他の所にある。来春公開となる映画「ミラーマン REFLEX」(あのヒーロー・ミラーマンである。)から、そういえばHUMAN LEAGUEには『Mirror Man』という曲があったということを思いだし、それを聴いてみよう、ということなのである。(まあ、ちょっとしたものを聴こうというのは、こういう単純な理由が殆どなのだが...)で、その曲が収録されているアルバムはないか、と思ったら、彼らのベスト盤を所有していたということなのである。

その『Mirror Man』は、1982年に発表された曲であり、このベスト盤では1曲目に収録されている。この曲は当時流行したエレクトリック・ポップという曲であり、可もなく不可もなしという感じの曲であるのだが、こういう形での再会となるとは思っても見なかった。(それだけ、最近の特撮界ではリメイクばやりということになる。)

この後は、『(Keep Feeling)Fascination』『Sound Of The Crowd』と、彼らの特徴的なエレクトリック・ポップという曲が続く。しかし、当時のムーブメントの中心であるDURAN DURANのサウンドと比べると、悲しいかな、今ひとつの花がなく、ムーブメントの一員であることは変わらないが、その中心にはなり得ないのでいた。そのためか、1983年という音楽界としては頂点を極めることになる年には勢いも無くなっていた。1984年に『Lebanon』を発表しているが、そこにはかつての雰囲気はあったものの、エネルギーは失われていたのが残念である。

ただ、'80年代初頭の第二次ブリティッシュ・インベージョンを語る上では忘れることの出来ないグループの一つである。

Greatest Hits

Greatest Hits

  • アーティスト: Human League
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1988/11/07
  • メディア: CD


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