SAZER X #18 [特撮]
ここのところすっかりギャグ・メーカーとなったブレアードであるが、今回もブレアードがかっさらった物語。(もはや裏の主役の座を手に入れた。)ということで、BGMはシリアル路線ではなくコミカル路線ということにして、ブレアードが犬のように繋がれていたことから、せめてドジな豹になってもらいたいという願いをこめて映画「ピンク・パンサー」のサントラ盤を選択してスタート。
安藤家の庭にブレアードがいる。透明バリアによって庭から逃げることは出来ないというが、「拓人!」とわめき散らしていれば、それだけで近所迷惑も甚だしい。しばらくすると近所からの苦情が集まり、保健所に引き取られることにでもなったら面白いのだが... 更に、腰に結ばれたロープがペットよりも低い扱いを受けているようで、「縁側のポチ」どころか、完全に拾ってきた犬以下である。また、春子さんもペットに餌を与えるような感覚だったし、洗濯物を干させるなど、小間使い扱い。更に由衣はそれを楽しんでいるし、もはや「将軍」という面影は無くなっている。→まもなく終了の「マジレンジャー」の大根&ドラネコ(マンドラ坊や&スモーキー)の後任として、その道のキャラとなるのは確実?
そんな中、春子さんが口にした「人はどこかでつながっている」という台詞は、先週の「マジレンジャー」(Stage.46)における「みんなが支え合っている」と共通のもの。で、クオリティの高い「マジレンジャー」からの引用だと言いたいところだが、ほぼ同時期のON AIRとなったことから、これはそうとは言えない。言葉は違うものの、考えることは同じなんですね~。
それ以外の物語では、アドの故郷に魔の手が伸びたということでアドが悩むこと、セイザーXの任務は「戦いの連鎖を止めること」とシャーク隊長の言葉によって今後の物語の方向性が見られたこと、ヘドラと総統タブーの合体だったデスバーの残留物からネオデスバー(それにしては簡単に倒されました。)を誕生させることによって着ぐるみの新造を改造で済ませる制作側の節約体制が見られたこと、ジャッカルが使ったドリルアングラーが登場したこと、があった。が、いずれもブレアードの前では完全に霞んでしまった。
特に「どこかでつながっている」という台詞は、物語の展開次第では感動の物語へと持って行ける(今後のブレアードの処遇次第でどちらにも進んでいくことができる。)だけに、今後の展開が楽しみになった。
The Pink Panther (Music from the Film Score)
- アーティスト: Henry Mancini, Henry Mancini, Henry Mancini Orchestra
- 出版社/メーカー: Buddha
- 発売日: 2001/01/23
- メディア: CD
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