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ケータイ刑事銭形雷14話 [ケータイ刑事]

放送日が日曜から土曜に移動しての第一回。(これからは日曜の1本目はこの作品とする予定です)雷ちゃんも第2クールへ突入となり後半になりました。が、「ケー刑事」で一つの作品が2クールに突入するのは、「銭形愛」と「銭形泪2nd.シリーズ」に次いで3作目ということになる。(「舞」「泪・1st」「零・1st./2nd.」はいずれも1クールでした。)で、2クール続いた「愛」と「泪(2nd.)」と言えば、シリーズの基礎を築いた作品/シリーズの人気を決定づけた作品、ということで、それぞれが「ケータイ刑事」シリーズの中で特筆される作品である。しかも、この両者には傑作が多く、クオリティも高い。(特に「泪2nd.」はシリーズの中でも最もクオリティが高い上、傑作揃いである。)そういう偉大な作品と(放送形態という一部分が)同列に並ぶことになる「銭形雷」だが、頑張ってもらいたい所である。(でも、やっぱり「泪」の路線に持って行こうという姿がありますね。)

今回の物語は「わたしの色気でとろけなさい! ~新人女優殺人事件」ということで、遂に「ケータイ刑事」の自己パロディに手を出した。「イエデン刑事小銭形パイ」とは、いきなりぶっ飛びました。何せ、ゲストの喜多嶋舞さんがセーラー服を着ているのである。で、設定年齢は高校生にするのかと思いきや、設定年齢は35才、しかし現役女子高生である。(これだったら、喜多嶋さんがセーラー服を着ていても、一応はちゃんと説明が付く。「いくら何でもセーラー服は...」ということは言わせない。)30代や40代の大学生というのは一部の企業と大学が連携して社会人教育の一環として実際にあるので違和感はないが、30代の女子高生って、一体何年間留年していることやら...。(流石は「ケータイ刑事」である。こんな発想は誰もしません。)

いつものOP、「明日は明日の風が吹く、今日は今日」という雷ちゃんの台詞から「♪ライラララライ~」主題歌が流れ、「銭形雷、17才。…」更に「♪ライラララライ~」更に「…提供でお送りします」と、放送曜日が変わってもOPの変更はない。で、再びOPの曲の冒頭部が流れ、「私は私、あんたはあんた」続いてナレーションで「小銭形パイ、35才。現役女子高生にして人妻にして刑事。しかし彼女が35才であることは誰も知らない」で、「イエデン刑事小銭形パイ」という番組タイトルが出て、主題歌は「♪パイパイパイパパイ~」(メロディは「銭形雷」のメロディ)「イエデン」というのは「家電」、すなわち「家の電話」であり、黒電話である。(今時、黒電話ってどれぐらい残っているのでしょうか?)35才とはいっても現役女子高生なので、セーラー服を着ている。(銭形姉妹のように、青葉台学園の制服(=ブレザー)ではないというのがミソ)→これって、ひょっとして秋に公開となる復活する「スケバン刑事」に対しての先制攻撃という意図もあったりして...(何せ、今度のスケバン刑事は、セーラー服の上にスカートの丈は膝上である。ちょうどこういうイメージになってしまいますからね...(「スケバン刑事」と言えば、やっぱりスカートの丈は長くないと...))で、これは何かと思っていたら、それはトミーが見ているテレビ番組であった。しかもトミーの左手には「イエデン刑事マニアル」という本が握られている。(「ケータイ刑事マニアル」という本が出ているが、そこまでもパクっている...)そこに雷ちゃんが現れて「岡野さん、何してるんですか?」と尋ねる。で「資格を取るための勉強中」と答える。「テレビを見ているだけじゃないですか」と雷ちゃんが突っ込むが、テレビ画面を見ると「イエデン刑事小銭形パイ?これってパクリじゃないですか~」と、更に突っ込む。で、トミーが説明をしてくれる。「これは大女優・大林しのぶさん主演の超人気連続刑事ドラマだ」ということで、トミーは毎週この作品を見て演技の勉強をしているそうです。(「超人気」と言えば「ケー刑事」でこの称号が許されているのは「銭形泪」だけです。「銭形雷」はスタート当初は「超人気シリーズ」とされていたが、いつしか「大人気シリーズ」になり、今では「人気シリーズ」というようになっている...(@EPGの番組情報))

で、いつものトミーの資格自慢は「俳優検定劇団こまわり級」でした。(当然、「劇団ひまわり」から来ている)が、雷ちゃんは「劇団こまわり」を知っていて、それは子役専門のタレント事務所であった。が、トミーは「資格マニアというやつは一番上の資格が欲しいだけじゃなく、一番下から順にこつこつと上に積み上げていく、この亀のような努力が快感なんですよ。俳優になるのならまず子役から」と、やっぱり常人離れをしているトミーです。(歴代ケー刑事で、子役からやっていたのは初代のあおいちゃんと3代目の芽以ちゃんの二人がそうなります。で「子役からやっている人は演技が上手い」と言われるように、この二人の「ケー刑事」における演技はやっぱりその言葉通りのものがありますね。)が、雷ちゃんは「俳優に資格はいらないと思うんですが...」(その通りです。)が、ここで「警視庁から入電中」という着ボイスで雷ちゃんの携帯が鳴る。

事件は、港区赤坂のびえすあい川下流で変死体発見、被害者は「イエデン刑事小銭形パイ」に出演中の新人女優・桜木ミミということで、雷ちゃんとトミーは現場に向かうことに。が、トミーは放送中の「小銭形パイ」を録画しておかなきゃ、と言うが、雷ちゃんに引っ張って行かれました。(自宅でちゃんと録画予約をしておくべきですよね。)で、誰もいなくなった部屋のテレビではパイが「感じる、悪のフェロモン」(これは「よどむ、悪の天気」の所ですね。)

びえすあい川(テロップでも「ひらがな」表記だった。)の現場にやってきた雷ちゃんとトミー。びえすあい川(「一級河川 びえすあい川」という安っぽい看板がある)って、どう見ても海にしか見えないのですが...と思っていたら、字幕で説明が行われる。「港区赤坂を流れる河川。その流域面積は世界最大を誇る」とある。が、世界最大の流域面積を持つ河川はアマゾン川であり、流域面積は705万平方キロ、長さも8300Km(測り方によっては8900Km)もある。(こういうことを調べさせるのだから、「ケー刑事」はやっぱり勉強にもなります。)ということは「びえすあい川」はもっと大きい川ということになるが、日本の面積は37万平方キロしか無いのですが... が、トミーも「びえすあい川は対岸が見えないぐらい広いんだ」と言っている。(肉眼で見える地平線(水平線)の距離というのは3Km先(4Kmだった?いや5Kmだったっけ)であり、数キロの範囲である。ということは、びえすあい川の川幅はそれ以上ということになる。→アマゾン、ナイル、長江、ガンジスなど、世界の大河の川幅は広いところとなると10Kmを越えている所があります。)雷ちゃんは「警視庁から結構距離がありましたね。同じ港区なのに...」と言っているが、「ケー刑事」の世界では、港区というのは広大な面積を持っているのでしょうね。(或いは、空間的に歪みが発生している。)

死体を確認するトミー。「イエデン刑事小銭形パイ」を見ていると言うことから、死体は最近準レギュラー出演している桜木ミミだと確認する。また、柴田の鑑識の結果、死因は溺死、死亡推定時刻は午後1時前後、遺体は川岸に打ち上げられていたということだった。(今回は逆立ちもなく、あまりにもノーマル過ぎる柴田束志です。)また、雷ちゃんはミミのポケットから「女優の器じゃありません。さようなら」と書かれた遺書を発見する。で「自殺?」と言う雷ちゃん。が、トミーが「いや、違う」と言って説明を始める。「入水自殺しようという人間がこんな厚着をするだろうか」ということで、厚着をしているミミの着衣を指摘する。さらに、その下はドラマの衣装であり、「ドラマの衣装を着たまま自殺するなんて、絶対にあり得ない」とトミー。で、雷ちゃんは「よどむ、悪の天気」と、指先をトミーの頬に当てている。で「岡野さんの推理、全部正しいんだもん」と、確かに今までのトミーから考えたら何かが狂っているかの様です。で、撮影現場に向かうトミーと雷ちゃん。

撮影現場では、黒電話の受話器を手にしたパイが口上を語っている。「その名も人呼んでイエデン刑事小銭形パイ。私の色気でとろけなさい」(今回のサブタイトルはここから来ているのでした。)で「カット」の声。監督はしのぶの演技を褒めるが、髪型と服装が午前中に撮影したシーンと繋がらない、と言う。(それだったら、NGとして撮り直させるのが監督でしょうが...)が、しのぶは「飽きちゃったのよ、三つ編みには」と、わがまま女優ぶりを発揮する。一方、撮影現場に到着したトミーは、しのぶの色気に鼻の下を伸ばしている。(手には花束を持っている。)で、監督としのぶが話している所に割り込んで、「私はいつもあなたにとろけっぱなしです」と言って花束をしのぶに渡す。で、しのぶと握手をする。(この時、しのぶの指には絆創膏があった。)→この感じならば、トミーは三日間は手を洗わないのでは... で、トミーのことをすっかりファンだと思っているしのぶに対して雷ちゃんが「私たちは警察です」と言って警察手帳を見せる。するとトミーも警察手帳を見せる。(ここでは学生証と間違えるというネタはありません。)が、トミーの「岡野警部と申します」に対して「警部でしょう」という雷ちゃんのつっこみがお約束となっています。「何かあったんですか?」と尋ねる監督に対して、雷ちゃんが答えようとするが、それを遮りトミーが「桜木ミミさんですが、近くを流れるびえすあい川の下流で遺体で発見されました」と告げる。で「自殺と思われるが、皆さんの話を伺いに来ました」と言う。が、しのぶは「バカな娘、入水自殺するなんて」と言うと、雷ちゃんが「よどむ、悪の天気」。トミーが雷ちゃんに「全員の事情聴取に行ってらっしゃい」と指示する(あれっ、いつからトミーが上司になったんだ?)が、「そんな必要はありません」と雷ちゃん。続けて「何故なら、犯人はアナタだからです。大林しのぶさん」と言うが、トミーは「何を言っているんだ」とここはいつものパターンです。「あなたはどうして入水自殺したと知っているんですか?私たち、一言も言っていませんよ、溺死したなんて。ただ、下流で遺体が発見されたと言っただけです」で、しのぶはちょっと慌てた表情をするが、直ぐに取り繕うと「あなた、観察眼に優れているわね」と雷ちゃんに言う。こういう言葉によって犯人を知るというのも「ケー刑事」ではお馴染みですが、こういう物語だから台詞の一言までもしっかりとチェックしていないといけません。

更にしのぶは雷ちゃんに向かって「顔も可愛いし、だけど滑舌は今一ね」と続けると「赤巻紙、青巻紙、黄巻紙」と早口言葉を言わせるように仕掛ける。それを上手く言うことが出来ない雷ちゃん。が「関係ありません、私女優じゃないんですから」と雷ちゃんも乗りません。が、トミーが「滑舌なら任せてください」と言って早口言葉を始める。で、見事に言い切る。「やるわね、刑事さん」としのぶが褒めると、「実は私、劇団こまわり公認なんですよ」と言って資格を見せる。(が、だから何なんですか?)が、雷ちゃんが「話を元に戻しましょう」とトミーを遮り「あなたがどうして入水自殺と決めつけたのか...」と言い、しのぶを問いただす。がしのぶは余裕たっぷりに「いいわよ」から語り始める。ミミは撮影中に「自分には才能がない。この川に飛び込んで死んでしまいたい」と言っていたという。で、ミミが死んだ時刻を尋ねると、その時は上流のレストラン(=今いる場所です)でずっと撮影をしていた、とアリバイを主張する。が、雷ちゃんも余裕たっぷりに「下流にまで行かなくても殺害は可能です」。(上流で殺害して川に流せばいい、ということです。)で、ミミの肺の中から検出される水の成分を調べればいい、ということで「犯人はあなたです」と雷ちゃん。が、しのぶは余裕たっぷりで「随分と自信家なのね、お嬢さん」と、負けずに自信家であることを見せつける。で、雷ちゃんとしのぶが対立する。

そこに、トミーの携帯に柴田からの電話が入り、それを雷ちゃんに渡す。「銭形警視正、桜木ミミさんの肺から検出された水は遺体発見現場の下流のものでした」(前回までに「銭形警視正」という言い方から「雷ちゃん」と言うように変わった柴田の言い方が、再び元に戻っている...)で、雷ちゃんは「そんなぁ...」と呆然となる。また、しのぶが「私の勝ちね」と言うと「もう一度勉強し直しなさい」と雷ちゃんに追い打ちをかける。

警視庁の会議室。雷ちゃんとトミーが改めて事件を整理しながら考えている。(この時の雷ちゃんはタレント名鑑を手にしている。)死亡推定時刻には関係者は全員が(上流にある)レストランで撮影をしていたのでアリバイがある。但し、しのぶとミミは、出番がない間、ほんの少しだけ現場を離れていて、しのぶはほんの5分程度レストランの外へ出ていた、ということであった。で、トミーは、レストランから下流まで直線距離でざっと60Kmもあることから、しのぶの犯行は「インポッシブル」と決めつけるが、雷ちゃんは「絶対に何かトリックがあるはずです」と考えは変わらない。で、トミーはタレント名鑑を見ていて「柴田くんそっくりの役者がいるじゃないか」といって「大堀こういち」(柴田束志を演じている。)を示す。更には「なんてハンサムな...」と言うのは「国広富之」を示すと、「私にそっくりじゃないか」と雷ちゃんにそこを見せる。(過去のシリーズでも、こういうネタはありましたね。変形されているものの、そのネタの再現です。)が、雷ちゃんは現場写真を見ながら一人で考えている。で、柴田に連絡して、死亡推定時刻の川の上流の天気を調べてほしい、と頼む。が、遺体をどうやって下流に運んだのかが分からない。一方、トミーは「ライバルは中井貴一時任三郎だと思っていたのになぁ~」ということで「国広富之」という俳優のことで頭がいっぱい。で、雷ちゃんに「国広という俳優と私と、どっちがいい男だと思う?」と尋ねるが「どっちでもいい」と一蹴。で、タレント名鑑を没収と言うが、奪い合いをしている間に飛んで行ってしまい、床に落ちる。で、それを拾いに行く雷ちゃん。(床に落ちたタレント名鑑は女性のページが開いている、というので、今度は雷を演じる「小出早織」かと思ったが、そうはならずに)「大林しのぶ」の所だった。所属事務所は「子供計画」、札幌出身の元自衛隊員。出演作品として、映画「イエデン刑事小銭形パイTHE MOVIE」、テレビは「恋する月曜日」「札幌で逢いましょう」「イエデン刑事小銭形パイ」とある。(全てBS-iに繋がるネタですね。しかも、「イエデン刑事」は映画にもなっていたなんて... 尚、「恋する火曜日」はWOWOWが火曜日に放送している映画枠のタイトルとして使われています。)で、雷ちゃんの「元自衛隊員?」という言葉にトミーが反応し、「イエデン刑事マニアル」を示しながら、しのぶの変わった経歴を述べる。戦車に乗れる、ヘリを飛ばせる。で、雷ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん」と小声で囁くように言う。(ここは益々泪ちゃんのようになってきました。で、Aパート終了)

クライマックスの撮影中。「謎は解けたわ、マイ・ダーリン」というパイの台詞。(何処までも「ケータイ刑事」をパロっています。が、こういうように他からパクられてもおかしくないだけの人気シリーズに「ケータイ刑事」は既になっている。)で、この日の撮影は終了となる。そこに雷ちゃんとトミーが現れると、「あなたにはまだ帰ってもらっては困ります」としのぶに告げる雷ちゃん。「やっぱり、あなたが桜木ミミさんを殺害した犯人だからです」という理由だった。が、しのぶは「まだ、そんなこと言ってるの」(この台詞も、犯人が必ず言う台詞の一つですね。)で、しのぶは雷ちゃんに事件の説明を要求する。

で、雷ちゃんの説明が始まる。撮影の待ち時間にしのぶはミミを外に呼び出して遺書を書かせた。で、睡眠薬を強制的に飲ませた。(睡眠薬ではなくてラムネ菓子にしか見えないのですが...)で、かくして置いたボートにミミを乗せて川に流した。が、しのぶは笑いながら「穴だらけの推理だわ」と言って馬鹿にする。ボートは何処に行ったというしのぶの質問に、トミーも、そうならばボートも発見されるはずだと言って、ここではしのぶの側に断っている。が雷ちゃんは「ボートは消えたんです」と余裕たっぷり。「川ざらいをしたら」というしのぶに対して「そんなことをしても無駄です。そのボートはで出来ていたからです」と言う雷ちゃん。更に、札幌雪祭りの氷の彫刻を作るのは自衛隊の人の仕事ということ口にするが、トミーは「知ってたよ」と一応言うものの、今初めて知ったようです。で、しのぶは元自衛隊員で、札幌雪祭りの担当をしていたので、氷のボートを造ることは朝飯前で、その氷のボートにミミを乗せて流したというのが雷ちゃんの推理でした。(でも、再現シーンに出てくる氷のボートって、氷に見えませんが...)で、氷のボートは徐々に溶けていき下流では完全に溶けきってしまい、ミミは川に落ちて下流の水を飲んで溺死してしまう。また、厚着していたのは氷のボートで凍傷になるのを防ぐためだという。

が、しのぶは「それならば誰にだって犯行は可能」と言い、証拠を要求する。トミーは旗色が悪いと思って心配顔だが、雷ちゃんは余裕たっぷりに、「証拠はその指の絆創膏です」と言って、氷のボートを造るときの凍傷だと言う。が、しのぶはお茶をこぼした火傷だとあっさりとかわす。しかし、雷ちゃんは「それだけではありません」と言って第二の証拠を持っていた。それは変な色と模様の靴下だった。が、元々は黒い色の靴下でありそれが強い酸性雨に打たれて変色したという。「酸性雨?」となるが、この辺りには火力発電所があり、そこから排出される硫黄酸化物や窒素酸化物のせいで、局地的な酸性雨が降るという。(確かに酸性雨の原因は硫黄酸化物や窒素酸化物です。やっぱり勉強になります。)また、衣装さんの話で、ミミがこの靴下をはいたのは撮影の待ち時間の時で、しのぶが外に出た5分の間。しかも、この辺りに雨が降ったのはしのぶにアリバイのない5分間。ということで、酸性雨が降る中、ミミと一緒にいて殺害が可能なのはしのぶ一人だと言う。で、しのぶは慌てて逃げ出す。が、雷鳴が轟き、「雷鳴轟く積乱雲。…」雷ちゃんの口上が始まり「私の稲妻でしびれなさい」から稲妻がしのぶに落とされる。「なんてことするの」というしのぶに対して「観念しなさい」と雷ちゃん。さらにトドメとなる証拠として、しのぶの衣装にも酸性雨による爪痕があると言う。衣装の変色を隠したかったので、繋がりを無視してまでも髪型を変え、カーディガンを羽織るしかなかったということで、しのぶも遂に観念する。で、トミーが手錠を掛ける。

「私の負けね」としのぶ。しかし「でも、一つだけ間違えているわよ、可愛い刑事さん」と言う。遺書はしのぶが書かせたのではなく、ミミからしのぶへの挑戦状であり、しのぶの楽屋に貼ってあったものだった。「35才で女子高生役。気味が悪い」とミミ。もうそろそろ2代目に変わった方がいい、とまで言っている。(ということは、「イエデン刑事」はしのぶがずっと演じ続けてきたということになる。その点、「ケー刑事」は銭形を演じるのは高校を卒業するまで、という決まりがあり、現在は5代目となっている。また、「劇場版」で2代目の堀北真希さんと3代目の黒川芽以さんがシリーズから「卒業」ということになった。→そう考えると「劇場版」はこの二人への花道を飾る作品でもある。)で、しのぶはミミのことを「演技が何かも分かっていない若さだけが取り柄のバカな女。」と切り捨てていて「バカは死ななきゃ直らないというので殺した」と白状した。(でも、「ケー刑事」に出演している歴代の銭形姉妹はみんながみんなしっかりした演技の出来る人たちです)で、しのぶは撮影に穴を開けるわけには行かないということで雷ちゃんに代役をやってみないかと言うが、雷ちゃんは固辞。(そりゅあ、「ケータイ刑事 銭形雷」が「イエデン刑事小銭形パイ」をとは行かないでしょう)

事件解決後、山道を歩いている雷ちゃんとトミー。(ということは、撮影現場のレストランは相当な場所にあったということになる。)「イエデン刑事、打ち切りになるんだって」とトミー。でパイが使っていた黒電話の受話器を記念にもらったと嬉しそうな表情のトミー。更に雷ちゃんに代役を引き受けなかった理由を尋ねる。「だって私、刑事(デカ)ですもの」と、「ケータイ刑事魂」はちゃんと受け継いでいます。トミーは「女性は年齢なんかじゃない」と言うと雷ちゃんは「私がおばさんになっても、ずっと相棒でいてくれますか?」と尋ねると「もちろんですよ、銭形君」しかし、「早く成人式だけは迎えてもらいたいものだよ」とトミー。それは女子高生が、子供が上司がだなんて、同窓会でも話も出来ないからでした。(もはやトミーも五代さんや高村さんと同様に銭形家からは逃れることは出来ません。が、その方が身は安泰ではないの?)

鑑識メモ。柴田が早口言葉を口にする「赤柴田束志、青柴田束志、黄柴田束志、隣の柴田はよく柿食う束志だ、…」そんなことが言えても何にもなりませんが...

 

↓ここまでもパクるとは、流石は「ケー刑事」(いや「イエデン刑事」)

ケータイ刑事マニアルBOOK

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  • 出版社/メーカー: 学習研究社
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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状 オフィシャルガイドブック

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本

↓2クールある「ケー刑事」シリーズは「愛」と「泪・2nd.」

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
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↓「アマゾン川」のことを学びましょう。

アマゾン川

  • 作者: ジュリア ウォーターロー
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1995/04
  • メディア: 大型本

↓「札幌雪祭り」を舞台にしたミステリー小説は如何。

札幌雪祭り殺人事件

  • 作者: 森 真沙子
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1987/05
  • メディア: 新書

↓凍傷や火傷に関する知識は持っていますか?

熱傷看護ハンドブック

  • 作者: 塚田 貞夫
  • 出版社/メーカー: メディカ出版
  • 発売日: 1988/10
  • メディア: 単行本

熱傷の診断と治療

  • 作者: 大塚 敏文
  • 出版社/メーカー: 金原出版
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: -

熱傷治療マニュアル

  • 作者: 村松 正久
  • 出版社/メーカー: 金原出版
  • 発売日: 1982/01
  • メディア: -

↓「酸性雨」に関する書籍です。

酸性雨から地球を守ろう―酸性雨はどうすればふせげるか

  • 作者: ジョーン ベインズ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1991/04
  • メディア: 大型本

大気汚染と酸性雨

大気汚染と酸性雨

  • 作者: 塚本 治弘
  • 出版社/メーカー: さえら書房
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 単行本
続 身近な地球環境問題―酸性雨を考える

続 身近な地球環境問題―酸性雨を考える

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コロナ社
  • 発売日: 2002/08
  • メディア: 単行本
身近な地球環境問題―酸性雨を考える

身近な地球環境問題―酸性雨を考える

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コロナ社
  • 発売日: 1997/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

↓喜多嶋舞さん、BS-i繋がりで「新耳袋」はいかがでしょうか。

怪談新耳袋-御祓いは効かない編-

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2004/08/04
  • メディア: DVD


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コメント 1

tjtype1

いつもTBありがとうございます。
今回は、個人的には待ちに待ったという偽者登場(?)エピソードでした。
水戸黄門にしても、ウルトラマンにしても仮面ライダーにしても、偽者が出るのは人気者の定石ですから。特にこういったキャラクター番組では。
ケータイ刑事らしい悪ふざけ(もちろんイイ意味で)も小気味好かったエピソードでしたね。
ただ、土曜日の23時ってのは今後私的には色々厳しい側面が出るかも…しれない…です。

それでは、今後も宜しくお願い致します。
by tjtype1 (2006-04-03 00:35) 

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