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MEN AT WORK『CONTRABAND: THE BEST OF MEN AT WORK』 [音楽(洋楽)]

この記事が1800本目の記事になる。ということで、本来の順番であれば、ここには「特撮」ネタが来るはずであるのだが、それをずらしてまで持ってくるのは、'80's前半の音楽シーンの一つのムーブメントである「ダウン・アンダー勢力の活躍」の旗手であるMEN AT WORKである。

表題のアルバムは1996年にリリースされたものであり、'80'sの前半に彗星のように現れて大ヒットを放っていた頃の3枚のアルバムから16曲を選んで収録されている待望のベスト盤である。時は1982年、第二次ブリティッシュ・インベージョンの波に続き、ダウン・アンダー勢力の旗手として突如現れたオーストラリア出身の5人組。サックスを特徴的に使い、また、ちょっと惚けたパフォーマンスで世界を席巻した彼らであるが、当時の勢いは本当に凄まじいものであった。その彼らのベスト盤というのだから、これはもうお宝ものである。で、彼らの活躍により、サックスを使ったロックというのは、ダウン・アンダー勢力のシンボルともなり、このサウンドの血筋は今に受け継がれている。また、「コミカル」という雰囲気も持ち合わせている彼らのライブパフォーマンスはとても楽しいものです。(PVにもそれが現れている。)

まずは、衝撃的だったサックスがイントロで流れる『Who Can It Be Now?』でスタート。この曲は'80's後半から'90'sの映画で何度か取り上げられて劇中で使われたこともあり、あまりにも有名になっているが、テンポの良い軽いロック・ナンバーで、サックスがここまでロックのサウンドにマッチするということを教えてくれた名曲である。また、この曲は1982年のBillboard年間シングル・チャートでも30位(レギュラー・チャートではNo.1の座を獲得した。)にランクインしている。続く『Down Under』は3週連続全米1位を獲得し、1983年のBillboard年間シングル・チャートでも堂々の4位にランクインした超大ヒット曲であり、ミディアム・テンポのとても楽しい軽快なロック・チューンである。とにかく、聴いていると楽しくなる一曲である。続く『It's A Mistake』はシンプルなサウンドの一曲であり、ちょっとコミカルな雰囲気のする軽快なノリの一曲であり、楽しくなる曲でもある。続く『Hard Luck Story』は彼らの曲としたら珍しく、重厚なサウンドのするロック・チューンであり、彼らが単にサックスを用いたロックだけに留まっていないということをアピールする曲となっている。

続く『Still Life』はスローなテンポのロック・ナンバーであるが、ちょっとメロディアスなメロディの聴かせる一曲である。ただ、バラードと言うものではない。続く『Underground』はテンポの良い明るく楽しい一曲であり、ノリの良い一曲でもあり、サックス・ロックとシンプルなメロディを持った彼ららしいロック・ナンバーである。続く『Upstairs In My House』は彼ららしいシンプルなメロディであり、テンポの良い軽いロック・ナンバーであり、元気の良い一曲である。続く『I Like To[Live]』は曲名にもあるようにライブ収録の一曲であり、あまりにもテンポが速い彼ららしいシンプルなサウンドの一曲である。(ライブの場合、よりテンポが速くなるということは珍しいことではないが、とにかくあまりにもテンポが速い!)

続く『High Wire』は彼ららしいシンプル&サックスに特徴のある軽快なノリの一曲であり、同時にコミカルな雰囲気も兼ね備えている楽しくなるロック・ナンバーである。続く『Maria』はミディアム・テンポの軽いロック・ナンバーであるが、爽やかな雰囲気を持つ聴きやすい一曲であり、ちょっとメロディの綺麗な一曲でもある。また、ロックのテンポは彼ららしい所でもある。続く『Be Good Johnny』はテンポの良い彼ららしい軽いロック・ナンバーであり、シンプルなサウンドを元気よく軽快に楽しませてくれる。続く『Dr. Heckyll & Mr. Jive』はコミカルな要素を感じるメロディのミディアム・テンポのロック・ナンバーで、彼らの不思議な世界をたっぷりと楽しませてくれる一曲である。

続く『Overkill』は印象的なサックスによる立ち上がりから、リズミカルに展開される一曲であり、彼ららしいユーモアにあふれた一曲でもあり、とにかくキャッチーで楽しくしてくれる一曲である。続く『Man With Two Hearts』は軽快なノリのシンプルなロック・ナンバーであり、ここにも彼ららしい楽しさを感じることが出来る。続く『Snakes And Ladders』はサックスのサウンドが冒頭から冴え渡るミディアム・テンポのロック・ナンバーであり、同時に彼らの曲としたら珍しく、ギターのサウンドが前面に出ている一曲である。が、シンプルなメロディというのは変わらない。ラストを飾る『Down By The Sea』は7分に近い大作であり、ドラマティックな要素を持った一大叙事詩という内容の一曲である。曲の方は、ゆっくりとしたテンポで繰り広げられ、全体的にもシンプルなサウンドの一曲である。で、そんなメロディの中にもサックスを効果的に使っている所は彼ららしい所である。

今ではすっかり慣れ親しんでいるサックスとロックの融合であるが、彼らの登場した頃ではまだ珍しいものであり、そのサウンドはとても親しみやすいものであったことから一気に広がり、一大ブームとなった。しかしこれは、単にそのサウンドだけによるものではなく、新しく登場したMTVというものの力も大きく関係している。MTV初期ではマイケルの「スリラー」が話題となったが、これは映画仕立ての大作PVであった。そんな中、コミカルなパフォーマンスの彼らのPVというものはとても面白みがあり、彼らの明るく軽快なサウンドと一緒になって、一躍人気を獲得することになった。ということで、彼らもMTVの申し子の一つである。色々なサウンドの音楽を耳にするが、彼らのような明るく楽しい曲というのは、やはり聴いていても楽しくなるものであり、つい口ずさみたくなるものである。で、こういうアルバムは心の処方箋にもなるものである。お手元に置いておく常備薬の一つとしましょう。

 

Contraband: The Best of Men at Work

Contraband: The Best of Men at Work

  • アーティスト: Men at Work
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2004/07/26
  • メディア: CD

↓日本版はこちら(廉価版としてリリースされています。)

ザ・ベスト・オヴ・メン・アット・ワーク

ザ・ベスト・オヴ・メン・アット・ワーク

  • アーティスト: メン・アット・ワーク
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1997/02/21
  • メディア: CD

↓楽しくなるこの曲は忘れられません。

Down Under

Down Under

  • アーティスト: Men at Work
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: CD


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コメント 2

ふーみん

はじめまして。歌詞の意味全然わからなかったけど、
「DOWN UNDER」よく聴いてました。
PVの、砂漠?砂浜?で踊るメンバーの一人の足に、
コアラのぬいぐるみが、ひもでつないであったのが、結構気に入ってました。
by ふーみん (2006-05-01 22:20) 

Riyo-Lyon

はじめまして。
『Who Can It Be Now?』中学生の時に耳にして以来、洋楽の虜となったきっかけの曲です☆
懐かしい。
The Policeのマネだ!! という声もあったみたいだけど、好きでしたね☆
by Riyo-Lyon (2006-05-01 22:57) 

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