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CINDERELLA『NIGHT SONGS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表されたものであり、彼らの1st.アルバムである。当時のHR・ヘビメタ・ブームに乗って飛び出した活きの良さで大ヒットを記録したアルバムであり、彼らの代表作である。が、サウンドはどちらかというとブルース系に寄ったものであり、キャッチーで聴きやすいものとは少し違っていて、ブルースがスパイスとして利いていて独特のサウンドを展開している。また、当時の彼らは「BON JOVIの弟分」ということで登場したこともあり、ジョン・ボン・ジョヴィが参加している曲もある。で、本アルバムは1987年のBillboard年間アルバム・チャートでは堂々の8位、レギュラー・チャートでは最高位3位を記録している。

収録されている曲は以下の全10曲である。『Night Songs』『Shake Me』『Nobody's Fool』『Nothin' For Nothin'』『Once Around The Ride』『Hell On Wheels』『Somebody Save Me』『In From The Outside』『Push, Push』『Back Home Again』。この中からは『Shake Me』『Nobody's Fool』『Somebody Save Me』がシングル・カットされてヒットを記録している。(が、すがれもBillboard年間シングルTOP 100にはランクインしていない。)

また、ジョンが参加している曲は『Nothin' For Nothin'』『In From The Outside』であり、バックコーラスとして参加している。(やっぱり、この辺りは「弟分」ということですね。→「○○の弟分/妹分」と言われるアーティストってたくさんいるが、兄貴/姉貴が何らかの形で加わっていなければ、やはりハッタリということになってしまいますから...)

'80'sも中盤を過ぎた頃には、ちょっとしたムーブメントがあるとみんなが右に倣えとばかりに追従するという傾向が強くなり、HR/ヘビメタのジャンルでも次々と新しいバンドが登場し、一見、いや一聴したところは百花繚乱とも取れるが、やはりそれなりの個性がないと生き残れないのだが、彼らは他とは違う「ブルース」ということで独特の個性を持っていた。彼らはこの後はより「ブルース」色を強くしていくことになるが、そんな彼らのアルバムの中でHRということは本アルバムが一番であるが、後のアルバムは更にその「ブルース」色がより強く出ることになっていい味が出ている。(が、ロック・エナジーはパワーダウンしていて、セールスも下降線を辿ってしまう。)彼らのサウンドを耳にしたら気分を変えて「ブルース」の方に足を踏み入れてみるのもまた一興かと...(全くジャンルは異なってしまいますし、感じるもの、訴えるものも全く違いますが...)

 

Night Songs

Night Songs

  • アーティスト: Cinderella
  • 出版社/メーカー: Mercury
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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