東京少女~#2:眺める少女 [ケータイ刑事]
「東京少女」、第二夜となる放送物語は、4代目ケータイ刑事・銭形零を演じた夏帆ちゃん主演の「眺める少女」である。(それにしても、夏帆ちゃん、演技上手くなったものです。)30分の放送枠で、本編はやはり12分で、CMを挟んでの後半は「メイキング」であって、時間は約10分ということで、今回の約23分ということでした。
夏帆ちゃんだったら、4代目ケータイ刑事・銭形零であり、泪・黒川芽以さん、舞・堀北真希さんは「ケータイ刑事」から卒業したが、夏帆ちゃんはまだ卒業していない。ということで、「銭形零・3rd.シリーズ」が生まれないかという期待があるのだが、劇場版で零ちゃんは警視監に昇進したということを考えると、現場復帰というのはあり得ないと思える。が、劇場版第2作では、事件現場には行かないが、何らかの形で雷ちゃんシスターズと繋がりを見せてくれると読んでいるのですが... または、おじいちゃまの後任の警視総監に就任するというのも面白そうだが、そうなると「警視総監を祖父に持ち、…」というのが狂ってしまうので、それはあり得ないか...(ただ、おじいちゃまが海外視察に行っている間の「警視総監代理」ということだったらあり得るかも...)ということで、シリーズから卒業していないということで、色んな妄想を抱くことになる夏帆ちゃんです。(ということで、この話題を記したので、この記事もカテゴリーは「ケータイ刑事」です。)では、以下、物語の方へ行きます。
映画「2001年宇宙の旅」のように、ペンが宙に浮いて宇宙船のように飛び回っている。バックには「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れている。留衣子は病気で死期が近い少女であり、ベッドで横になっている。そんな留衣子は突然起きあがると望遠鏡で外を覗く。すると野球のグランドが見える。グランドでは優一がマウンドから投球練習をしている。留衣子はいつしかそんな優一のことが気になっている。(でも、これって、下手をすれば単なる覗き魔ということにもなりかねません。)優一は打球を受けて負傷した傷が癒えたところであったが、心の方はまだ十分に癒えていなかった。で、ホームベース上に3本のバットを組んで、そのグリップの上にボールを置いて、そこに当てるという練習をしていた。が、何球投げてもボールは当たらない。留衣子はそんな優一の姿をじっと見守っていたが、優一は視線を感じて見上げる。すると留衣子は隠れるように望遠鏡を覗くのを止めて膝をつく。いつしか留衣子は優一に憧れていたのだった。
留衣子は携帯で友達と通話をしている。が、何処か暇という感じで、左手ではガチャガチャの玩具のハンドルを回してカプセルを出すと、通話をしながらそのカプセルを開ける。中には飲まなければならない薬が8錠入っていた。電話を切るとその薬を苦いという顔をして飲む留衣子。突然、優一のことが気になった留衣子は再び望遠鏡を覗いてみる。優一はまだ投球練習をしているが、ホームベース上のボールにはまだ当たっていなかった。で、留衣子は「当たれ」と目を閉じて念じてみる。すると、部屋に掛けられているポスターの額縁がずれ、棚の上の小物が落ちる。それにちょっと戸惑う留衣子だったが、優一が更にボールを投げようとすると、再び念じる。すると、優一がボールを投げる前にバットが崩れた。投球動作を止めた優一はちょっと戸惑いの表情を見せるが、視線を感じて再び見上げる。(が、留衣子に気づいたわけではない。)
留衣子の部屋は、いつしか小物が棚から落ちて、所狭しと散らばっている状態になっていたが、何故か留衣子は満足感に満ちていて笑みを浮かべる。が、突然吐血する留衣子。やはり病魔は留衣子の体を蝕んでいたのだった。
夜、日記を書いていた留衣子に母が夜食を作ってくれた。それを食べた留衣子だったが、母は留衣子の病気のことを知人との電話で不憫に思って泣きながら話していた。そんな様子をそっと目にする留衣子だったが、特に何をするのでもなく、自分らしく精一杯生きようとするだけだった。
優一の試合の日がやってきた。マウンドで登板する優一だったが、四球の連続で満足いく投球が出来ないでいた。続くバッターに対して敬遠の指示を出して立ち上がるキャッチャー。そんな様子を望遠鏡で眺めている留衣子。ストレートで勝負したい気持ちが優一にはあったが、キャッチャーの指示通りに敬遠のボールを投げる。が、留衣子が念じると、途中で球筋が変化してストライクとなる。で、キャッチャーはマウンドに行ってストレートで勝負することを優一に言う。自信が無かった優一だったが、踏ん切りが付いたようで、そこから一転して好投し、試合に勝つ。マウンド上でチームメートと勝利を喜ぶ優一。それを知った留衣子も「よかったねぇ」と喜びの笑みを見せるものの、留衣子の心臓は停止してしまう。留衣子の日記には「最期にしたいこと。恋」と書かれていた...
病気で死期が迫っている少女に超能力があるということで、重くなる物語にメルヘンチックな要素が加わり、さりげない物語だが重くならない所は女性監督(髙成麻畝子)らしい所でもある。それにしても夏帆ちゃん、表情豊かで演技の方も本当に上手くなりました。
この後は、CMに続いて「メイキング」ということになるが、こちらについては省略します。(いずれリリースされるであろうDVDソフトを見ましょう。)尚、次の話である第3話「回転少女」(主演は「仮面ライダー響鬼」であきらちゃんを演じていた秋山奈々さんです。)は8/13の24:00~ の放送です。(ということなので、来週の土曜の夜は楽が出来ます。)で、その秋山さん、やっぱり次のケータイ刑事に一番近い位置にいると思うのですが、ボチボチ10月以降のことが決定しているでしょうし、6代目の発表も近いと思うのですが...(時期を考えたら、10月以降の放送作品は既に決定していて、キャスティングも既に決定しているのは疑う余地がない。広報発表は一応9月になってからだとは思いますが...)
- アーティスト: サントラ, 南西ドイツ放送管弦楽団, ブール(エルネスト), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, カラヤン(ヘルベルト・フォン), バイエルン放送交響楽団, トラビス(フランシス), シュトゥットガルト・スコラ・カントルム, ゴットバルト(エルネスト), レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団, ロジェストベンスキー(ゲンナジー)
- 出版社/メーカー: 東芝EMI
- 発売日: 1999/01/27
- メディア: CD
↓やはりこれらを...
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/08/25
- メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/08/25
- メディア: DVD
↓こういうのをピックアップしておきます。
泣かないで、わたし死ぬのは寂しくないから―末期患者に寄り添うケア
- 作者: エリザベト マチウ・リーデル
- 出版社/メーカー: 女子パウロ会
- 発売日: 2001/02
- メディア: 単行本
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