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EMMYLOU HARRIS『CIMARRON』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表されたものであり、'70'sの時代に数々の心に響く歌を発表してきた彼女が'80'sの時代でも健在ぶりを示したアルバムである。カントリーの世界で、数多くのヒット曲を放ってきた彼女であるが、その姿勢は変わっていない。彼女の優しいボーカルを中心として、じっくりと聴かせてくれる曲が集まっている。
 
収録されている曲は以下の11曲である。『Rose Of Cimarron』『Spanish Is A Loving Tongue』『If I Needed You』『Another Lonesome Morning』『Last Cheater's Waltz』『Born To Run』『Price You Pay』『Son Of A Rotten Gambler』『Tennessee Waltz』『Tennessee Rose』『Colors Of Your Heart』。この中で秀逸なのは、やはり彼女のカヴァーがヒットしたことで、改めて名曲だということほ知らしめてくれた『Tennessee Waltz』である。また、注目されるのはBRUCE SPRINGSTEENの『Born To Run』をカヴァーしている所である。雰囲気は随分とオリジナルとは違っているが、こういう曲を彼女が取り上げてそれを自分の世界で表現しているというのは一聴の価値がある。(ロック・ファンにも一度は聴いてもらいたい所である。)
 
元々歌の表現力には秀でたものを持っている彼女であるだけに、そのボーカルには優しさを感じることが出来、安心して落ち着いて聴くことが出来るが、このようなボーカル・アルバムというのは実のところ、意外と少ないものである。(結構、実験的なことに取り組んだりして、それがちょっと心配ということになっているアルバムが実に多い。)本アルバムのように落ち着いて聴くことが出来るものが手持ちのライブラリーにあるだけで、何かの時に安心して落ち着きを取り戻すことが出来るだけに、常備薬の一つとしてライブラリーにくわえられることをお薦めする。(が、たまには聴きましょう!)
 
 
Cimarron

Cimarron

  • アーティスト: Emmylou Harris
  • 出版社/メーカー: Eminent
  • 発売日: 2000/05/09
  • メディア: CD

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