Boukenger task25 [特撮]
今回の物語はダークシャドウということで、コミカル編の強い物語。が、単なるコミカル編ではなく。ちょっと重いテーマの物語でもある。また、今回登場したアクタガミはゴミの中から出てきたということで、「ジェットマン」21話のゴミジゲンを何となく思い出させてくれました。(ということで、今回は「ジェットマン」に捧ぐ、と最初に言ってしまいます。)で、BGMは西城秀樹のマキシ・シングル「粗大ゴミじゃねぇ」としてみました。(アクタガミの気持ちがピッタリという感じがします。)
ダークシャドウでは、新たなツクモガミを生み出す儀式が行われていたが、そこで風のシズカのちょっとした失敗でゴミ箱をひっくり返してしまったことから、へんてこりんなツクモガミ・アクタガミが生まれてしまった。それにしても、首領であるゲッコウは寛大な心を持っていますね。冷酷非道で血も涙もない組織だったら、こんな失敗をする風のハルカはとっくに処刑されているものですから...
一方、ボウケンジャーたちは、シルバーが発見した生物の脳に働きかけ機能を進化させる力を持つというプレシャス・知恵の果実を発見。(菜月が「頭がよくなる」と実に分かりやすく語ってくれる。→「頭が良くなる」というのならDHAは?)で、5人も加わることに。シルバーが発見した多数の実の中にたった一つだけあるというその果実であるが、ちょっと変な色をしたブドウにしか見えませんが... で、シルバーがサガスナイパーで知恵の果実を捜そうとすると、そこにアクタガミが現れる。変身しようとするシルバーだったが、いきなり躓いて転ぶアクタガミ。ということで、戦隊の一つの側面である「ごっこ」のようなバトルの物語へと突き進んでいく。作戦を全て話してしまうアクタガミに、シルバーが反撃しようとするとたじろいでしまう風のシズカ。久しぶりに見る「オバカ」な物語も「戦隊」であれば許されてしまう。
ヤイバが現れてシルバーの相手をしている間に知恵の果実を捜すアクタガミだつたが、「何を捜すんでしたっけ...?」ということで、こういうキャラは「アバレンジャー」のヤツデンワニをはじめ、いくつかありますね。で、挙げ句の果てに、シルバーに突っ込むものの、頭を抑えられて両腕は空振りという吉本新喜劇の池乃めだかという芸まで出してくれるアクタガミ。ヤイバが貼ったお札によって危うく自爆するところだったのに、「お札は何処?」「自爆って何?」ということで、変身を解除したシルバーは戦意喪失。そして「頭を使った方がいいぜ」とアドバイスまで送り、「帰れ」と言われて素直に帰ってしまうアクタガミでした。(が、これを計算して戦略を練れば、案外いい線行くのでは?)
果実が成った木ごと回収して基地に戻ったボウケンジャーたち。しかし牧野の調査では、全てが普通の果実であり、知恵の果実は無かった。ダークシャドウの手に渡った様子も無かったとチーフ。(よく見ていますね。流石チーフ。)
一方、アジトに戻ったダークシャドウの方も、「何でシルバーと一緒に吹っ飛ばなかったの?」と風のシズカに責められるアクタガミ。で、その罰として「今日はご飯抜き」って、ファミリーといったほのぼのとしたところがあるダークシャドウですね。(なんか微笑ましくなってきた...)で「お腹空いた」というアクタガミは、偶然にも果実を一房持ってきていて、そこから果実を食べる。で、そこからすっかり変わったアクタガミは夜遅くまで勉強をしている。で、ゲッコウは知恵の果実を食べたことを見抜いていて、天才になったアクタガミを利用することを考えるが、アクタガミは「本日をもってダークシャドウを抜けさせていただく」ということで、消えてしまう。(でも、今度は「抜け忍」ということになって追われるのでは?)
そんなアクタガミが町中にいると、リュウオーンが姿を現して知恵の果実を要求するが、手下のジャリュウたちに簡単に与えるアクタガミ。で、天才になったジャリュウは「最近、仕事がキツイように思います」「労働条件を改善していただかないと」など、リュウオーンのやり方にケチを付けると去っていってしまう有様。その様子を見ていたシルバーだったが、アクタガミと話をしている内にサージェスに誘うことにして基地に連れてくる。(が、いきなり連れてくるなんて、ちょっと浅はかですねぇ。)
で、アクタガミはその頭脳を世のために役立てようと決意するが、さくらねえさんが冷静に「その前に知恵の果実を渡してください」(これは賢明なところです。)が、渡すことを拒否するアクタガミ。で、力づくで奪おうとしたブラック&ブルーの行動も見逃さなかった。そして、そのことから「ボウケンジャーに従うことはできない」と言い捨てると、影忍法ドロロンで消えてしまう。
ビルの屋上から町の様子を見ているアクタガミは「この世界、人間に任せておくことは出来ん」ということで影忍法・ゴミ地獄で町中をゴミで一杯にしてしまう。そこに現れたシルバーは話し合おうとするが、友情の証として1枚のお札を渡してアクタガミは去っていく。で、町中はドンドンとゴミに埋め尽くされていき、更には発電所の一つが突然消滅した。それらは全てアクタガミの仕業だった。で、知恵の果実を回収してアクタガミを倒すことを決断するボウケンジャー。
第3発電所を破壊しようとしてやってきたアクタガミの前にボウケンジャーが立ちはだかる。シルバー以外の5忍は変身して戦うが、全く歯が立たない。シルバーは何とか話をして説得しようとするが、アクタガミは知恵の果実を食べた自分の使命だと口にする。で「使命」ということでシルバーは激しく反応する。で、「人々を苦しめず、やりたい道を捜そう」と提案するが、「時間がない」とアクタガミ。そこにヤイバが現れ、「裏切り者は許さん」と、やはり悪の組織らしいところを見せてくれる。アクタガミは知恵の果実を食い尽くしており、ヤイバはアクタガミを巨大化させてボウケンジャーを踏みつぶさせようとする。で、巨大化したアクタガミにゴーゴービークルを呼ぼうとするチーフに「待った」をかけ、サイレンビルダーで一人説得しようとするシルバー。が、ダークシャドウに操られているアクタガミの前にピンチに。が、ここでアクタガミからもらったお札を手にしたシルバー。すると、アクタガミはバラバラに吹き飛んでしまった。が、知恵の果実の効果が切れたアクタガミを発見したシルバーは、「お腹空いた」というアクタガミにキュウリを与えると、こっそりと森に逃がしてやりました。(ひょっとしたら、再登場するかもしれませんね、アクタガミは...)
30戦隊大全集の22回目は「星獣戦隊ギンガマン」。一時期は戦隊の名前の主流だった「○○マン」というものの中では一番新しい戦隊である。この戦隊はファンタジー路線の戦隊と言うことで独特の世界観を持った作品である。この戦隊では何と言っても獣走馬であろう。「変身忍者嵐」や「快傑ライオン丸」のような時代劇ヒーローであればともかく、馬を移動手段として使っているのですから、メカに走りがちなヒーローの装備に一石を投じてくれました。
- アーティスト: 西城秀樹, つんく, 高橋論一, 井上梅次, 芳野藤丸, Christy Ellen, 大高ひさを
- 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
- 発売日: 2003/07/23
- メディア: CD
↓今週の30戦隊
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 星獣戦隊ギンガマン
- アーティスト: 希砂未竜, EVE, 藤林聖子, 佐橋俊彦, 亀山耕一郎
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD
- アーティスト: 希砂未竜, 渕上祥人, 佐藤栄一, 坂井紀雄, 山形ユキオ, 朝川ひろこ
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1998/06/20
- メディア: CD
快傑ライオン丸 プレミアム・コレクターズ・エディション ~第壱章 獅子之函~ DVD-BOX(1)
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2002/10/25
- メディア: DVD
快傑ライオン丸 プレミアム・コレクターズ・エディション ~第弐章 虎之函~ DVD-BOX(2)
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2002/12/20
- メディア: DVD
PREMIUM COLLECTOR’S EDITION 風雲ライオン丸 弾丸之函
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: DVD
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