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JACKSONS『2300 JACKSON STREET』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年にリリースされたものであり、久しぶりのアルバムと言うことになった。が、本アルバムは今ひとつさえなかった。とにかく'80's前半は、MICHAELが音楽シーンのトップに君臨し、華々しい活躍を見せ、その勢いに乗ってJACKSONSも存在感を示した。また、'80's中盤過ぎでもMICHAELは隆盛を極めたが、'80'sも終盤になると、スキャンダルもあってその神通力も力を失せるようになり、JACKSONファミリーの中では妹・JANETの方が華々しい活躍をするようになっていた。(本アルバムと同じ年に発表されたJANETのアルバムは翌1990年のBillboard年間No.1アルバムになったが、本アルバムは年間TOP 100に入っていない。)ということで、主役を妹に持って行かれた兄貴たちということになってしまった。が、それでもJACKSONSはJACKSONSである。今まで以上に大人の鑑賞に堪える聴かせてくれるアルバムとなっている。(この辺りがセールス的に伸び悩んだ一因にもなっている?)

収録されているのは以下の全11曲である。『Art Of Madness』『Nothin(That Compares 2 U)』『Maria』『Private Affair』『2300 Jackson Street』『Harley』『She』『Alright With Me』『Play It Up』『Midnight Rendezvous』『If You'd Only Believe』。この中では、やはりアルバム・タイトル・ナンバーである『2300 Jackson Street』と『Maria』『She』と言った辺りでしょうかねぇ。(今までのアルバムと比べても纏まりすぎてしまって、… 何ですよね...)

こうしてみると、やはり彼らは「JACKSONS」としてではなく、1969年のデヴューから'70's中盤までの「JACKSON 5」の時代が、「JACKSONS」となってからは、1984年の「VICTORY」があるが、やはり主に'70'sの彼らが華があったということをつくづく感じてしまう。今後、突然の再結成という可能性が全く無い訳ではないが、本アルバムは現時点でのJACKSONSのラスト・アルバム(ベスト盤は除く)である。去りゆく'80'sという時代に別れを告げるように、音楽シーンから「JACKSONS」(あくまでも「JACKSONS」としてのグループであり、兄弟それぞれではない)が去っていく別れを告げるアルバムに感じるのは仕方のないところ何でしょうかねぇ。

 

2300 Jackson Street

2300 Jackson Street

  • アーティスト: The Jacksons
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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