JODY WATLEY『JODY WATLEY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1987年に発表された彼女のソロ・デヴュー・アルバムである。彼女はSHALAMARのメンバーとしてこれまでにも活動をしていて、ヒットを飛ばしていたが、いよいよソロとなり、'80'sという時代にマッチしたダンサブルなダンス・チューンを聴かせてくれる。で、ノリの良さもあって、本アルバムはヒットして、1987年のBillboard年間アルバム・チャートでは41位、レギュラー・チャートでは最高位10位を記録した。
収録されているの以下の全10曲である。(ラストの1曲はボーナス・トラックであり、オリジナル・アルバム発表時の収録曲数は9曲であった。)『Looking For A New Love』『Still A Thrill』『Some Kind Of Lover』『For The Girls』『Love Injection』『Don't You Want Me』『Do It To The Beat』『Most Of All』『Learn To Say No』『Looking For A New Love[Extended Club Version]』。
この中で、『Looking For A New Love』はいきなり大ヒットを記録して、Billboardの1987年の年間シングル・チャートで16位、レギュラー・チャートでは最高位2位を記録する大ヒットとなった。(他誌では1位になったが、Billboardでは1位を獲得していない。)更に『Still A Thrill』『Don't You Want Me』などもヒットを記録して、グラミー賞(最優秀新人賞)を獲得している。
いかにも'80'sというサウンドを聴かせてくれるが、この時期のサウンドというのは'90's前半のダンス・ミュージック全盛期の礎になるだけに、'90'sサウンドがお好きな方はしっかりとチェックし手置いてもらいたい所である。また、'80'sサウンドがお好きな方には、明るく楽しいサウンドということで、大いに満足することになるだろう。それにしても、'80'sの中盤から後半というと、デヴューしていきなり大ヒットを飛ばすという女性アーティストがたくさんいたものです。彼女もそんな中の一人であり、やはり時代にその名を残す一人です。たっぷりと楽しみましょう!
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