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MOVING PICTURES『ULTIMATE COLLECTION』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2003年にリリースされたベスト盤である。彼らは、'80のダウンアンダー勢力の台頭と共に、世界進出したオーストラリアのバンドであり、サックスをフューチャーしたその軽快なサウンドで一世を風靡したバンドである。彼らは映画「FOOTLOOSE」の挿入歌である『Never』のヒットがある。この曲は日本では、元ピンク・レディの未唯さん(当時は「MIE」名義でした。)がカヴァーして、'80'sを代表するテレビドラマであるあの大映テレビの「不良少女とよばれて」(1984年、伊藤麻衣子(現・いとうまい子)主演)の主題歌として使われたということで、知名度が高い一曲である。ということもあって、彼らはこの曲だけの一発屋という印象があるが、決してそんなことではない。その辺りを本ベスト盤で味わってもらえたらと思う次第である。

収録されているのは以下の全19曲である。『Nothing To Do』『Angel And The Madman』『Sweet Cherie』『Round Again』『Wings』『What About Me?』『So Tired』『Joni And Romeo』『Bustin' Loose』『Street Heart』『Winners』『Back To The Streets』『Where They Belong』『Never』『Back To The Blues And Booze』『Saturday Love』『Spies』『Pleasure And Pain』『Sisters Of Mercy』。

この選曲というのは、彼らの1st.アルバムである「DAYS OF INNOCENCE」に、他のヒット曲を追加したという構成であり、ベスト盤と言って良いのか、ちょっと疑問がある。(ということで、本アルバム・タイトルも「GREATEST HITS」「BEST OF M. P.」となっていないのでしょうね。でも、どこが「ULTIMATE」なのか理解できませんが...→「ULTIMATE」と言うのなら、数枚組の構成のものにしてもらいたかった所ですが...)

彼らと言えば、やはり大ヒット曲である『Never』を外すわけにはいかないが、これは彼らの代表曲であり、これをピックアップするのは当たり前で面白みもない。よって他のお薦め曲を記しておく。そうなると、やはり一番手はシングル・ヒットを記録した『Sweet Cherie』ということになる。更には『Nothing To Do』『Wings』『Spies』『Pleasure And Pain』という所をピックアップしておく。今でこそ珍しくないが、サックスをフューチャーしたロック・サウンドというのは、'80's初頭ではまだ珍しいものであったが、決して物珍しさだけでヒットしたのではなく、エネルギッシュな所が彼らにはある。'80'sのロック・サウンドでは直ぐに当たり前のものになったサックス・ロックであるが、それを語る上では彼らの存在をはじめ、ダウンアンダー勢力のサウンドを忘れることは出来ない。しっかりとチェックしてもらいたいグループの一つである。(が、ベスト盤をリリースするのなら、もう少し考えたものをリリースしてもらいたい所である。)

 

Ultimate Collection

Ultimate Collection

  • アーティスト: Moving Pictures
  • 出版社/メーカー: Bmg Int'l
  • 発売日: 2003/02/11
  • メディア: CD

↓参考まで...

大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 前編

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