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MATTHEW WILDER『BOUNCIN' OFF THE WALLS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼の2nd.アルバムである。前年に発表した1st.アルバム「I DON'T SPEAK THE LANGUAGE」から『Break My Stride』という全米TOP 5に入る大ヒット曲を放った彼であったが、本アルバムはその勢いに乗ったまま、いかにも'80'sという明るく楽しいポップなサウンドを聴かせてくれている。(現在では、1st.アルバムとカップリングになった形でしかリリースされていない。→ということなので、1st.アルバムに続いて記しました。)が、本アルバムは1st.アルバムの神通力は全く利かず、セールスの方では散々な結果になってしまった。が、収録されているサウンドは大いに楽しむことの出来るものである。また、彼のボーカルの声質も良いものがあり、その風貌(外見)を見て、本当にこの人が歌っているの?と思わせるほど、いい声をしている。(声と風貌がイメージに合わないということでは、'80'sではCHRISTOPHER CROSSもそうであったが、彼のような例は結構ありました。)

収録されているのは、以下の全9曲である。『Mad For You』『Bouncin' Off The Walls』『Hey Little Girl』『Scandal』『Naked Truth』『Open Up (Let Me In)』『Cry Just A Little』『Love Of An Amazon』『Fortune Cookie』。

この中からのお薦め曲と言えば、アルバム・タイトル・ナンバーである『Bouncin' Off The Walls』と『Hey Little Girl』『Open Up (Let Me In)』という所をピックアップしておく。1st.アルバムに続いて、とても楽しいサウンドを聴かせてくれているのだが、セールスが転けてボロボロだったというのが信じられないと思える内容はある。ただ、1st.アルバムに比べると、全体的に纏まってしまったという所があって、ヒットを飛ばしたことによって膨らむ期待に十分応えることが出来なかったということだけは間違いない。

1st.アルバムが9曲で34分を越えた所、2nd.アルバムも9曲で40分弱ということもあって、これら2枚のアルバムをカップリングして、全18曲、時間も約75分ということで、ある意味では現在は実にお得な感じがする。これによって2nd.アルバムの方も少しは再評価してもらいたいところです。本来、こういう形でのアルバムリリースは、オリジナルの持っている雰囲気を壊してしまうということで、あまり歓迎しない筆者であるが、MATTHEWの場合は、もっと多くの片に聴いてもらいたい楽しいサウンドを奏でているので、こういう形でのリリースも仕方ないと割り切っている。特に、2nd.アルバムの方に対して、もっと聴いてもらいたい所です。

 

↓現在入手できるのは、1st.+2nd.アルバムのカップリング盤のみです。↓

I Don't Speak the Language/Bouncin' off the Walls

I Don't Speak the Language/Bouncin' off the Walls

  • アーティスト: Matthew Wilder
  • 出版社/メーカー: Collectables
  • 発売日: 1999/03/23
  • メディア: CD

 


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