SSブログ

RUPERT HOLMES『PARTNERS IN CRIME』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼の5th.アルバムである。'70's中盤から活動をしている彼であるが、本アルバムからは全米No.1ヒット『Escape』を生みだし、アダルト・コンテンポラリー(A.O.R.)、男性ボーカルというジャンルでその実力をいかんなく発揮し、人気を決定づけた彼の代表的なアルバムである。全体を通してハートフルで優しさに満ちたボーカルを堪能できるアルバムである。

収録曲は以下の全10曲である。『Escape(The Pina Colada Song)』『Partners In Crime』『Nearsighted』『Lunch Hour』『Drop It』『Him』『Answering Machine』『The People That You Never Get To Love』『Get Outta Yourself』『In You I Trust』。

この中からは、やはり『Escape(The Pina Colada Song)』である。この曲は1979年も押し迫った時期になってBillboardのシングルチャートの1位を獲得し、2週連続その座を守ったのだが、'70'sという時代の最後のBillboardのシングル1位獲得曲である。(で、KC & THE SUNSHINE BANDの『Please Don't Go』に1位の座を明け渡し、これが'80's初の1位獲得曲である。)で、'80'sの2週目には再び1位に返り咲き、通算3週間1位の座を獲得した。ということもあって、1980年のBillboard年間シングル・チャートでは11位にランクインしている。ミディアム・テンポのハートフルな一曲である。また、『Him』もシングル・カットされて大ヒットを記録していて、こちらは同じく1980年のBillboard年間シングル・チャートでは50位、レギュラー・チャートでは最高位6位を記録している。

この他にもアルバム・タイトル・ナンバーである『Partners In Crime』のテンポの良いところや、バラード・ナンバーとしてじっくりと聴かせてくれる『Nearsighted』、コーラスが聴き所である秀作『Answering Machine』をお薦めナンバーとしてピックアップしておく。

A.O.R.としては、彼の名前は今ひとつ知られていない所があるが、彼のサウンドはA.O.R.の中でもどちらかというとロックの色が少し薄く、コンテンポラリー系、特に聴かせる要素が強いものである。が、'70's終盤から'80's初頭のA.O.R.のブームの時期に、存在感を示したアーティストの一人である。A.O.R.がお好きな方はしっかりとチェックして起きたいアーティストの一人である。(当然、ボーカルがお好きな方も同様です。)

 

Partners in Crime

Partners in Crime

  • アーティスト: Rupert Holmes
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 1993/10/12
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。