ROBERTA FLACK『CHAPTER TWO』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1970年に発表されたものであり、彼女の味のあるボーカルをたっぷりと堪能することが出来る一枚である。また、本アルバムは邦題「第2章」と、芸もないそのままであるが、あまりにもストレートすぎる邦題は逆に本アルバムに収録されている曲を上手く言い表していてくれる。尚、この時期の彼女は例の有名な一曲「やさしく歌って」はまだ未発表であったが、甘さを感じることが出来るテクニックがあり、ジーンと来るものがある。が、時代に残る名曲を発表するだろうという予感がする美味さがある。(一つだけ不満があるとすれば、収録曲が8曲という所である。が、心に響くボーカルを聴かせてくれることを考えたら、8曲でも十分と言った所はありますが...)
収録されているのは手化の全8曲である。『Reverend Lee』『Do What You Gotta Do』『Just Like A Woman』『Let It Be Me』『Gone Away Until It's Time』『Until It's Time For You To Go』『Impossible Dream』『Business Goes On As Usual』。
この中からは、どの曲がお薦め曲かと言うと、実は迷ってしまう。というのは、いずれの曲もじっくりと聴き込めば聴き込むほど味がある曲であり、甲乙付けがたいためである。で、全曲をお薦め曲としたいが、その中であえてピックアップするのであれば、『Just Like A Woman』を選ぶことにする。(筆者の好きな曲ということです。)
ボーカルものがお好きという方には一押しのアルバムであるが、じっくりと味わいながら聴いてもらいたい所である。また、彼女は'70'sという時代に、その名を残す名曲を発表することなる'70'sの歌姫でもある。あの有名な曲以外の彼女を知ると言うことでも、一度は聴いてもらいたいアルバムである。そして、彼女のボーカルに酔いしれましょう!
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