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REO SPEEDWAGON『HI INFIDELITY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表されたアルバムであり、驚異的なセールスを打ち立てて大ヒットを記録したアルバムである。結成は1968年である彼らは、10年以上に渡って年間に300回以上ものライブを行うというように、地道な活動を続けていて、ゃやわゃとの終盤には「アメリカで最も売れていないが、長続きしているバンド」という称号を受けることになった。それでも活動を続けていて、「苦節○年」という言葉を体現するように、本アルバムによって一気にブレークしてスターの仲間入りを果たすことになった。

とにかく本アルバムの勢いは凄まじく、Billboardのチャートを駆け上がり、まずは6週連続1位を獲得、で、STYXの「PARADISE THEATER」に2週間1位の座を譲ったが、翌週に1位に返り咲いて3週連続の1位を獲得。更に、もう一度「PARADISE THEATER」に1位を明け渡すが、今度は1週間後に三度1位に返り咲いて6週間1位を獲得(都合、15週間1位の座に居座った。)した。ちなみにこの2枚のアルバムで約4ヶ月間1位を占めていた。こうなると、1981年の年間アルバム・チャートでも当然のように1位を獲得した。(ちなみに、STYXの「PARADISE THEATER」は、都合3週間の1位獲得で、同年の年間アルバム・チャートでは6位にランクインしている。)また、本アルバムは翌1981年のBillboard年間アルバム・チャートでも39位にランクインしている。ということで、'80's初頭の超ベストセラー・アルバムである。サウンドの方はとても心地よいロック路線のものであり、適度なロックと適度なポップな所が絶妙のバランスで融け合っている。

収録されているのは以下の全10曲である。『Don't Let Him Go』『Keep On Loving You』『Follow My Heart』『In Your Letter』『Take It On The Run』『Tough Guys』『Out Of Season』『Shakin' It Loose』『Someone Tonight』『I Wish You Were There』。

この中からは、全米No.1の座(1週)を獲得した『Keep On Loving You』をはじめ、ヒット曲が満載である。この曲は1981年のBillboard年間シングル・チャートでも10位にランクインしている。また、レギュラー・チャートで最高位5位、同年の年間シングル・チャートの32位にランクインした『Take It On The Run』もなかなかナイスな一曲である。また、日本では『In Your Letter』(邦題『涙のレター』)がヒットを記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、あまりにも芸がないが、『Keep On Loving You』『In Your Letter』『Take It On The Run』『Shakin' It Loose』というところをピックアップしておく。特に『In Your Letter』のメロディアスなメロディ・ラインとコーラスには日本人はハマってしまいます...

彼らは結成からずっとライブ活動に力を入れてきたこともあって、テクニックは実にこなれたものがあるが、そういう巧さも感じることが出来る本アルバムである。よく「継続は力なり」ということや「努力していたらいつかは報われる」ということが言われるが、彼らはまさにその言葉の通りであり、音楽以外のことでも教訓を教えてくれる。このように人生の教訓まで持っている本アルバムは、'80'sサウンドを語る上でも欠かすことの出来ないものである。発表から四半世紀が経過したが、発表当時の爽やかさは今も色褪せていない。じっくりと聴き込みましょう!

 

Hi Infidelity

Hi Infidelity

  • アーティスト: REO Speedwagon
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2000/11/21
  • メディア: CD


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