Boukenger task36 [特撮]
今回の物語は、昔話の「桃太郎」をベースにした物語。（色々と出てくるものです。）でも、学芸会をしているような雰囲気があって、ちょっと楽しくなってきます。で、今回のBGMは単に名前からゲーム「桃太郎電鉄」のサントラ盤である「桃太郎電鉄～SOKOZIKAR」にしてみました。
今回は「カブト」はお休みなのに、「スーパーヒーロロロ露ロロロータイム！」というOPがあってのスタート。（今回はこれは無くても良いのに...）→これだけ「ロ」を書くと、一つぐらい「露」にしても良いでしょう。何せ、本日のBS-iの再放送「ケータイ刑事 銭形零」は怪人八面相の物語で、ターゲットが露の三宝でしたから...
ガイとレイがプレシャス「山砕きの金棒」を手に入れた。が、その前にボウケンジャーが立ち塞がる。しかし「ロボが出来たら相手してやるよ」と言い残して逃げてしまうガイとレイ。そうしていると川では上流から大きな桃が流れてきた。で映士が回収、チーフに手伝ってもらって拾い上げると、その桃が割れて赤ちゃんが。ということで「桃太郎」まんまでスタート。
結局、チーフと映士がその赤ちゃんの世話をすることになって、おむつなどの赤ちゃん用品の買い出しに。サージェスには人はいないのかと思ったら、その赤ちゃんはチーフと映士にしか触らせないということ。で「最初に見たものを親だと思い込む」と言うチーフ。って、それは動物です。人間がそうだったら、産婆さんや助産婦さん、産婦人科の医者は大変なことになります。
その頃、基地では残った4人とミスター・ボイスが赤ちゃんのことを話している。で、菜月が桃太郎の絵本を見ながら「いつか鬼退治に行くのかなぁ...」って、鬼って誰でしょうか？（やはりクエスターなのでしょうか？）が、プレシャス優先ということで、さくら姉さんたちはそっちを追うことに。
赤ちゃんの世話に手を焼くチーフと映士。お約束の泣く赤ちゃん、ミルク、おむつ、顔におしっこを経て、名前を付けることに。で「太郎」って、いい加減な命名ですね。（冒険好きのチーフだから、探検家の名前をもらうなんて発想はありませんでした。）で「太郎」という名前を語りかけると、赤ちゃんは急成長して、小学生ぐらいの子供になる。で、映士のことを「おじいさん」。チーフは嫌な予感がすると言うが、その通り「おばあさん」と呼ばれてしまう。
基地に戻ったチーフたちは事情を話すが、4人は太郎に質問攻め。が、太郎は怯えてチーフの陰に隠れて泣くだけ。で「この子はまだ子供なんだ」と庇うおばあさん、もといチーフ。ということで、保護者になっている。そんな太郎は「お腹空いた」と口にする。で「何が食べたい？」とチーフが尋ねると「吉備団子」と答えるが、映士は「これ食え」と言ってキュウリが久しぶりに出てきました。が、チーフと映士は太郎のことで何かと対立。（甘やかし派のチーフと厳しい派の映士）
さくら姉さんたちはクエスターの追跡をしていたが、アジトは見つからない。そうしていると、クエスターロボ・進（ラジアル）は完成間近になっていた。「もうちょっと大きくなったら鬼退治に行かなきゃ」と悩みをおばあさん、もといチーフに語る。それに、「この時代に鬼なんていないぞ」と言うチーフ。が「山砕きの金棒を盗す者はみんな鬼だよ。金棒が盗まれると、山は鬼退治の子供を送り出すの」と言うことでした。が、「怖い」と言って泣く太郎。それに「金棒なら俺たちが取り返す」と言うチーフに「何言っているんだ」と映士はやらなくゃ活けないと思っているならやれ、ということで、ここでもおじいさんとおばあさんのキャラの違いがはっきりと出ています。
翌日、太郎は中学生ぐらいの少年に成長していた。で「僕、鬼退治に行きます」と決意を口にする。これに映士は喜んでいる。チーフは桃太郎の法被を与え、鬼退治に行くことに。で、これらのやりとりを笑いながら見ているブラック、イエロー、ブルーはそれぞれ犬、雉、猿としてお供をすることに。「あと吉備団子」と太郎が言うと、さくら姉さんが吉備団子に。（
「なんで私が...」と言う表情がいいですね...）しかも、時代が変わったと言うことでじいさんとばあさんもお供することに...
クエスターのアジトでは、クエスターロボが完成していた。が、そこに「そこまでだ、鬼ども」と言って太郎が現れる。さらにハチマキをしたじいさんとばあさん、学芸会風のお面をしたお供その１(犬)、その２(雉)、その３(猿)も続くが「吉備団子...」とテンションが下がりっぱなしのさくら姉さん。吉備団子を口にして、ガイに立ち向かっていく太郎。みんなも変身してバトル開始。
ガイに一撃を与えた太郎だったが「トドメだ！」と言うシルバーの言葉でトドメの太刀を振るい降ろそうとするが、それを手で受け止めたガイは一転して反撃に。太刀を折られ追いつめられた太郎にレッドとシルバーが援護をするも、太郎は逃げてしまう。後を追った映士は、泣いている太郎を見つける。で「ごめんなさい」と泣いて謝る太郎に映士も「悪かった。太郎で十分、よくやった」と優しい声をかける。
その頃、レッドはガイに一撃を与えていた。が、クエスターはクエスターロボに乗り込み、反撃に。ダイボイジャーを呼び寄せ、超絶轟轟合体でダイボイジャーで応戦するボウケンジャー。しかし、金棒の威力の前にダメージを受ける。そこに修理が終わったサイレンビルダーで参戦するも、金棒の前に追い込まれてしまう。トドメを刺そうとするクエスターロボは金棒を振り下ろすが、それを見ていた太郎は意を決して飛び出し、金棒を両手で受け止める。で「桃太郎ではなく太郎として鬼退治をする！」と言ってクエスターロボを振り回して投げ飛ばす。で、必殺技の合体技でクエスターロボを粉砕、山砕きの金棒は太郎の手に戻る。
で、役目を果たした太郎は山砕きの金棒をを持って山に帰っていく。が、チーフは感極まって泣いているだけでした。
昔話をネタにした物語は歴代戦隊でも多くあるが、歴代戦隊はベースとするだけだった。しかしボウケンジャーはその昔話に沿った物語を展開するということで、一味違っている。これだけ昔話に沿った物語と言うのは、「水戸黄門」のようなお決まりがあって、逆に安心してみることが出来る。(その他、「必殺シリーズ」や数多くの時代劇もそうですし、「ケータイ刑事」シリーズもそうですが、パターンがあるドラマと同じですね。)また、今回は学芸会的な部分もあって、なかなか面白くまとめていました。そんな中、菜月と
絵本というのも様になっている...ということで、今回も殆どの先輩戦隊に捧ぐとなるので、認定は見送りです。
次回は、今回は吉備団子いうことでテンションが落ちていたさくら姉さんが、最近の戦隊では必ずあるヒロインのアイドル物語。でもこれって、今回のさくら姉さんに対する償いの気持ちから生まれた物語？
30戦隊大全集の33回目（「歴史上の初」を扱った「スペシャルファイル」の3回目）は「初の変形／合体ロボ」。ということで、デンジロボとサンバルカンロボ。（これらは戦隊に登場した2、3番目の巨大ロボである。初期から次々と発展していってました。）尚、サンバルカンロボは2機合体でしたが、次のゴーグルⅤでは3機合体に、そしてマスクマンで5機合体に発展していきます。で、ミスター・ボイスが「レッドくんにはNASAに行ってもらう」と言っていたのは、「サンバルカン」ですね。何せサンバルカンは戦隊唯一のレッド交代劇があった物語で、初代レッド・大鷲龍介がNASAに行って、後任の飛羽高之に交代しました。また、ブルーがアンパン、イエローがカレーを食べていたのは、デンジブルー／バルパンサーの好物がアンパン／カレーだったからです。（今回のイエローのカレーは、キレンジャーではありません。）
- アーティスト: ゲーム・ミュージック
- 出版社/メーカー: ユーメックス
- 発売日: 1999/12/08
- メディア: CD
↓今週の30戦隊
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 電子戦隊デンジマン
- アーティスト: 成田賢, 小池一夫, 渡辺宙明
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD
スーパー戦隊シリーズ30作記念主題歌コレクション 太陽戦隊サンバルカン
- アーティスト: 山川啓介, 渡辺宙明, 串田アキラ, こおろぎ’73, コロムビアゆりかご会
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD
- アーティスト: TVサントラ, MoJo, コロムビアゆりかご会, フィーリング・フリー
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1996/02/21
- メディア: CD
↓やっぱりこれを
- 作者: 斎藤 五百枝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/05
- メディア: 単行本
- アーティスト: オムニバス, ダークダックス, 石井圭子, ひばり児童合唱団
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1999/11/03
- メディア: CD
- 出版社/メーカー: バンダイ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: 吉徳
- メディア: おもちゃ＆ホビー
↓本文中に記した定型フォーマットのある作品をいくつか
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2005/12/07
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2006/11/08
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ビデオメーカー
- 発売日: 2003/12/23
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: 日本ソフトサービス
- 発売日: 2003/12/15
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: タキコーポレーション
- 発売日: 2005/12/23
- メディア: DVD
↓現在、BS-iで再放送中なので、その代表としてこれを...
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2005/12/23
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2006/01/27
- メディア: DVD
↓さくら姉さん、もとい、「吉備団子」ということで...
吉備団子〈31集(昭和55年度)〉―川柳自選作品集 (1981年)
- 作者: 川柳岡山社
- 出版社/メーカー: )川柳岡山社
- 発売日: 1981/03
- メディア: －
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