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「THE BLUE RAGOON」 [映画(洋画)]

先にフィービー・ケイツ主演の「パラダイス」を取り上げたので、やはりこの作品を取り上げないわけにはいかない。ということで、1980年のブルック・シールズ主演の「青い珊瑚礁」です。これはヘンリー・ドゥビア・スタグプールの原作を、ダグラス・デイ・スチュアートが脚本を書き、ランダル・クレイザー監督がメガホンをとったものであり、音楽はベイジル・ポールドゥリスが担当、出演はブルック・シールズ、クリストファー・アトキンズ、レオ・マッカーン、ウィリアム・ダニエルズたちである。また、本作は1948年の同名タイトルのイギリス映画(フランク・ローンダー監督、ジーン・シモンズ、ドナルド・ハウストン主演)のリメイク作品でもある。(これは、ジーン・シモンズの出世作であり、この作品によって彼女はハリウッド進出を果たすことになった。)更に、1991年には続編「ブルーラグーン」がミラ・ジョヴォヴィッチの主演で製作されている。(こちらにはブルッキーは出演していない。)でも、この続編の方は散々たる評価を受け、興行的にも失敗作となってしまいました。

物語は、20世紀の初頭、南太平洋を行く船が火事となり難破してしまう。その船に乗っていた従兄妹同士のリチャードとエミリーはある無人島に漂着した。そして二人だけの生活が始まる。若い二人はやがて性に目覚めて...

1978年の「プリティ・ベビー」で一躍話題の少女となったブルッキーが主演した本作は、そのブルッキーを見るための映画である。本作は美しいブルッキーの肢体と、何回の無人島の美しい自然を拝むための作品であり、それ以外は「…」という作品である。が、当時のブルッキーの人気は凄いものがあり、アイドル映画ということではそれなりにファンを満足させてくれる作品となっている。しかし、ただそれだけということもあって、本作のブルッキーは、この年のゴールデン・ラズベリー賞のワースト主演女優賞を受賞するということになった。

更に、フィービー・ケイツ主演の「パラダイス」という作品が登場したことによって、それと比較されて語られるようになり、本作は益々ブルッキーの為の映画という位置づけだけが残り、現在に至っている。(本作の方が「パラダイス」よりも先なのに、「パラダイス」(フィービー)はそれなりに評価されているが、本作の方は時の経過と共に酷評されていく度合いが強くなっている...)が、本作が残した功績は、ティーンのアイドルの「動く写真集」といった内容の映画の市民権をはっきりとさせた所である。本作以前にも人気を集めたティーンのアイドルはいたが、本作以降、'80'sは次々とティーンのアイドルが登場してくることになった。そういうことでは、'70'sの終わりの時期に「4大ティーンエイジャー」と言われたブルッキー、ジョディ・フォスター、テイタム・オニール、クリスティ・マクニクルはしっかりと歴史を作ってくれています。(特に、ジョディのその後の大活躍は言わなくてもご存知の通りですし...)

 

青い珊瑚礁 コレクターズ・エディション

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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↓続編
ブルーラグーン

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