「LITTLE DARLINGS」 [映画(洋画)]
表題の作品は1980年の映画「リトル・ダーリング」である。(ブルッキーとテイタムを出したら、この人を出さない訳にはいかないでしょうし...)ということで、ここではクリスティ・マクニクルである。(が、本作はテイタム・オニールが主役扱いの作品である。→テイタムとマクニクルの共演というのが売りの一つでした。)本作は一夏の体験を描いた青春映画であり、初体験ものの作品であるが、青春像を中心に爽やかに描いていると言うことで、今でも支持されている作品の一つである。
キーミー・ペックの原作小説を、彼自身とダレーン・ヤングの二人で脚本を書き、ロナルド・F・マクスウェル監督がメガホンを取った作品で、音楽を担当したのはチャールズ・フォックスである。出演は、テイタム・オニール、クリスティ・マクニクル、マット・ディロン、アーマンド・アサンテ、マギー・ブライ、ニコラス・コスター、クリスタ・エリクソン、アレクサ・ケニン、シンシア・ニクソンたちである。
物語は、夏休みのこと。15歳のエンジェルとフェリスは、小学生から高校生までの女の子のみを対象としたサマー・キャンプに参加しようとして現地に向かっていた。しかしこの二人は何かと相性が悪く、しょっちゅう対立しているということもあって、現地に向かうバスの中でも喧嘩を始めてしまう。が、こういう場合に限って、キャンプは同室になると言うもので、キャンプは同じ部屋となる。そんな中、同室の女の子・シンダーが「女になった」という自慢話を切り出したことから、エンジェルとフェリスは、どっちが先に男の子を調達して「女になるか」という賭けをすることになり...
改めて見てみると、たわいのない青春映画であり、派手なものは無いのだが、大いに共感することが出来る所が随所にあり、「性」についての描写もオブラートに包んだようにソフトに描いていると言うこともあって、ほのぼのとした気持ちにさせてくれる。
本作は、当時は大人気だったテイタム・オニールとクリスティ・マクニクルという二人が出演しているということもあって、特定の世代の方にとっては嬉しい一本でもある。しかし、テイタムにしろ、クリスティにしろ、この後にはスクリーンへの露出機会が減り、姿を見ることが殆ど無くなるようになったのですが、だからこそ、ティーンのアイドルとしての伝説になったとも言うことも出来る。それにしても、本作を今見ようとすると、DVD化もされていないし、結構苦労します。(が、苦労して見ることが出来たら、嬉しさもより大きくなります。)また、マット・ディロンの若い姿を見ることも出来るので、捜して見ることをお薦めしたい一本である。
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