SSブログ

MAJOR LEAGUE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1989年の映画「メジャーリーグ」である。この作品は、スポーツ(野球)を舞台にしたコメディ作品であるが、とても楽しい作品である。で、ヒットしたことから続編が製作され、更に3作目まで製作されたが、面白いのはやはり第一作であり、あとの作品は今ひとつ。(3作目は、完全にどうしようもない作品に落ちぶれている...)

まずは、映画についてから、この作品は、実在の大リーグ・チームであるクリーヴランド・インディアンスをモデルにした作品(当時のインディアンスは本作のように弱いチームでした。)である。監督と脚本はデヴィッド・S・ウォード、ジェームズ・ニュートン・ハワードが音楽を担当、出演はトム・ベレンジャー、チャーリー・シーン、コービン・バーンセン、マーガレット・ホイットン、ジェームズ・ギャモン、レネ・ルッソ、ウェズリー・スナイプス、デニス・ヘイスバート、チャールズ・サイファーズ、ボブ・ウェッカーたちである。物語は、万年下位に低迷するインディアンス、オーナーが変わり、新しいオーナーは本拠地をマイアミに移すために、三流プレーヤーばかりを集めて、ダントツの最下位狙いというチーム編成とした。チームが最下位になればマイアミに移転すると言うことを知った選手たちは、そこから一念発起、連勝街道を突き進み、いよいよ優勝をかけた最終戦を迎えることになったが...

ストーリーの方は、全体のベースにコミカルな所があるだけに、スポ根という部分が表に出ずに楽しい所が前面に出ているが、クライマックスの優勝決定の試合の所は、(結果が分かっていても)興奮に包まれる。(サラウンド・システムの体験コーナーで、この場面がデモとしてよく使われていました。)ということで、家庭用ホームシアターのサウンド・システムのチェックにも使える作品である。

では、音楽(サントラ)の方に移る。収録されているのは以下の全11曲である。『Wild Thing』『Cryin' Shame』『Walkaway』『Hideaway』『How Can The Girl Refuse』『U.S. Male』『Burn On』『Oh You Angel』『Trial & Errol [Instrumental Score]』『Pennant Fever [Instrumental Score]』『Most Of All You』。

この中では、『Wild Thing』があまりにも本作を代表する曲として有名になったが、実に気持ちの高揚感を醸し出してくれる曲であり、アドレナリンを分泌するのにはこの曲という感じのノリの良い曲である。その他では、サントラ盤と言うことでインスト・ナンバー(スコア)まで収録されているということが注目である。何せ、'80's前半の「FLASHDANCE」や「FOOTLOOSE」そして'80's中期の「TOP GUN」によって、サントラ盤と言っても、豪華アーティストたちが集結したオムニバス盤のようなサントラが幅を利かせるようになり、そういうサントラ盤を聴くと、全く節奏のない印象しか受けなくなるが、映画音楽というのはそういう曲だけではなく数々のスコアも不可欠だからである。

ということで、サントラ盤としても上手くまとめられたものであり、映画とサントラ盤の両方をたっぷりと楽しんでもらいたい作品である。(尚、続編の「2」や「3」では、映画のクオリティもサントラ盤の質もダウンしているので、そちらはお薦めしない。→野球がお好きな方だけがご覧になったらよろしいかと...)

 

Major League

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1991/07/01
  • メディア: CD

メジャーリーグ

メジャーリーグ

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2004/03/05
  • メディア: DVD
メジャーリーグ お買い得パック (3枚組)

メジャーリーグ お買い得パック (3枚組)

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2004/03/05
  • メディア: DVD
↑3枚組というのは、「3」は完全な駄作であるが、それも一緒に売るため?

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。