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U2『UNDER A BLOOD RED SKY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの初のライブ盤である。収録したのは1983年のツアーであり、アメリカのデンバーとボストン、そして西ドイツ(当時)でのライブである。'80's前半の彼らのサウンドは、パンクの色合いがあったり、エッジの効いた独特のギター・サウンドをひっさげて、先鋭的なサウンドを聴かせていて、またとてもエネルギッシュなものがあったが、本ライブ盤はそんな時代の彼らのサウンドを聴くことが出来るということで、現在ではとても貴重なライブ盤と言うことになった。また、ボノのボーカルもたっぷりと聴かせてくれる。本アルバムはライブ盤は全体的に苦戦するBillboardのアルバム・チャートでも最高位28位を記録し、1984年の年間アルバム・チャートでは43位にランクインしている。(最高位が20位台後半で年間TOP 50内にランクインするのは、ある程度長期にわたってヒットをしたと言うことになる。)

収録曲は以下の全8曲である。『Gloria』『11 O'Clock Tick Tock』『I Will Follow』『Party Girl』『Sunday Bloody Sunday』『Electric Co.』『New Year's Day』『40』。

本アルバムの唯一の欠点が、上記のように収録曲が8曲しかない、という所である。(ライブの場合、1曲の時間が長くなって、曲数が少なくなるということは珍しいことではありませんが...)初期のU2のライブ盤と言うことを考えたら、とても貴重なものだけに、本アルバムがリリースされた当時はそうでも無かったが、時の経過と共にこの思いは強くなってきました。

曲の方はお馴染みのものばかりであるが、この中ではやはり『Sunday Bloody Sunday』は鳥肌が立つものであり、まさに彼らの真骨頂がいかんなく発揮されたものである。また、彼らのライブでのお約束の『40』のラストなど、たっぷりと楽しむことが出来る。

本アルバムはライブ盤ということで、スタジオ収録アルバムには無い、観客と一体になった熱い魂の叫びを堪能することが出来るものであり、必聴の一枚である。特に、初期のU2の特色がたっぷりと出ていると言うことで、忘れられない一枚でもある。たっぷりと堪能しましょう!

※WOWOW(193chのみのSD放送)で、今朝早朝の時間帯に「THE BEAT FILE」として彼らが取り上げられたと言うこともあって、本ライブ盤を改めて聴くにはピッタリな所です。

 

Under a Blood Red Sky

Under a Blood Red Sky

  • アーティスト: U2
  • 出版社/メーカー: Universal Japan
  • 発売日: 1990/06/15
  • メディア: CD


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