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BARBARELLA(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1967年の映画「バーバレラ」である。この作品はカルトSF映画として絶大な人気のある作品である。内容の方は「オバカ映画」の範疇に入るものであるが、コミックをそのまま映像化した作品としても評価が高く、何と言ってもジェーン・フォンダのエロティシズムは'60'sの伝説になっている。また、'80's初頭の第二次ブリティッシュ・インベージョンの旗手としてその名を世界に轟かせたイギリスのバンド・DURAN DURANのバンド名の由来は、本作に登場したデュラン・デュラン博士の名前ということでも有名な作品である。

原作はジャン・クロード・フォレストであり、彼の劇画はフランスで大ヒットしたものである。それを原作者のジャン・クロード・フォレストとクロード・ブリュレ、ロジェ・ヴァディム、テリー・サザーン、ヴィットリオ・ボニチェリ、ブライアン・デガス、チューダー・ゲイツ、クレマン・ビドル・ウッドという8人が脚本を担当し、ロジェ・ヴァディム監督がメガホンを取っている。また、プロデューサはあの「フラッシュ・ゴードン」で知られるディノ・デ・ラウレンティスである。また、音楽を担当したのはミシェル・マーニュ、チャールズ・フォックスである。そして出演は、ジェーン・フォンダ、ジョン・フィリップ・ロー、ミロ・オーシャ、デヴィッド・ヘミングス、マルセル・マルソー、クロード・ドーファン、アニタ・パレンバーグ、ヴェロニク・ヴェンデル、セルジュ・マルカン、ウーゴ・トニャッツィたちである。

物語の方は、ちょっとハチャメチャなものであり、B級作品のノリが前面に出ているものであり、オバカな所が満載であるが、このノリがいいのである。また、'60'sの色彩感覚というものにも魅せられてしまうのである。そして、サントラ盤の方も、この不思議な世界を見事に表現したものであり、映画と共に、いや、それ以上にたっぷりと楽しむことが出来るものである。

サントラ盤の収録曲はボーナス・トラックが加わったことで全30曲となったが、ラジオ・スポットが含まれているので、実質的には27曲である。収録曲(トラック)は以下の通りである。『Barbarella』『Goodnight Alfie』『Spaceship Out Of Control』『Ski Ride』『Hungry Dolls』『Love, Love, Love Drags Me Down』『Pygar Finds Barbarella』『I Love All The Love In You』『Labyrinth』『Pygar's New Wings』『Fight In Flight』『Entrance Into Sogo』『Hello Pretty Pretty』『Pygar's Persecution』『Black Queen's Beads』『Dead Duck』『Pill』『Smoke (Viper Vapor)』『Sex Machine』『Chamber Of Dreams』『Destruction Of Sogo』『Angel Is Love』『Barbarella』『I Love All The Love In You』『Black Queen's Beads』『Love, Love, Love Drags Me Down』『Pygar's New Wings』。この後に、ラジオ・スポットが3種類『Radio Spot 1~3』として収録されている。

本作は、あまりにも登場するのが早すぎた作品であるが、時代がやっと本作に追いついたとでも言うことが出来るようになった現在、たっぷりとその世界に浸って楽しむことが出来る。何も考えずに、オバカを楽しむというのも時には良いものである。

 

Barbarella

Barbarella

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Sound Track Classics
  • 発売日: 2004/08/24
  • メディア: CD

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バーバレラ

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  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/04/21
  • メディア: DVD


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