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CHICAGO『CHICAGO 16』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表されたものであり、タイトルの通り、16枚目のアルバムである。長いキャリアを持つ彼らであるが、'70'sの終盤からは低迷期に入るが、本アルバムはその低迷期を脱することになったアルバムであり、彼らのキャリアの上でも重要な位置にあるアルバムである。サウンドの方も、これまでの彼らの特徴であったブラス・ロックから脱し、A.O.R.のようなバラードを前面に出すものに変わっている。そして、その代表曲というのが『Hard To Say I'm Sorry』(邦題:素直になれなくて)という名曲である。この曲の全米No.1ヒットが彼らの低迷を脱することになったのは有名なところである。また、本アルバムは1982年のBillboard年間アルバム・チャートでは89位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位9位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『What You're Missing』『Waiting For You To Decide』『Bad Advice』『Chains』『Hard To Say I'm Sorry/Get Away』『Follow Me』『Sonny Think Twice』『What Can I Say』『Rescue You』『Love Me Tomorrow』。

この中では、やはり『Hard To Say I'm Sorry/Get Away』である。この曲は2週連続全米No.1の座を獲得し、1982年のBillboard年間シングル・チャートでは10位にランクインする大ヒットとなった。そして、彼らの新たな代表曲となったのはご存知の通りである。

本アルバムからのお薦め曲は、一番手に上げるのはやはり『Hard To Say I'm Sorry/Get Away』であるが、この曲以外にも聴かせてくれる曲がある。『Waiting For You To Decide』『Sonny Think Twice』『Love Me Tomorrow』という所をお薦め曲としてピックアップしておくが、アルバム全体をじっくりと聴いてもらいたい内容の充実したものとなっている。

'80'sの彼らは本アルバム以降、しばらくは新たな黄金期を迎えることになるが、それもピーター・セテラが在籍していた時期のことであり、彼が脱退すると、またも低迷期に突入することになる。が、本アルバムは光り輝いていた時期の作品であり、低迷期のアルバムとは比べものにならない充実した内容のアルバムである。'80'sのCHICAGOを語るには、やはり本アルバムは欠かせない。それにしても、ピーター一人によってこれだけも変わってしまうというのも、「それもまたまた人生」なんでしょうね...

 

Chicago 16

Chicago 16

  • アーティスト: Chicago
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 2006/10/03
  • メディア: CD


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