DEPECHE MODE『CONSTRUCTION TIME AGAIN』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1983年に発表された彼らの3rd.アルバムである。本アルバムからサウンドにサンプリングを導入し、サウンドが変わり、新境地を開くと共に彼らのスタイルが確立した記念すべきアルバムである。(その後はヒットアルバムを連発するようになったのは周知の通りである。)これまでの2枚のアルバムと比べると、ポップはポップであるが、より'80'sのサウンドというものになり、聴きやすくなった。
本アルバムの収録曲は以下の全9曲である。(再発盤では『Everything Counts』がボーナス・トラックとして別バージョンのものが追加収録されている。)『Love In Itself』『More Than A Party』『Pipeline』『Everything Counts』『Two Minute Warning』『Shame』『Landscape Is Changing』『Told You So』『And Then...』。
本アルバムからは、『Everything Counts』『Love In Itself』がシングル・カットされて、それぞれヒットを記録している。この中からの筆者のお薦め曲は、やはり『Everything Counts』である。この曲は彼らのサウンドの変化を象徴する曲でもあり、初期の彼らの代表曲である。そして、シングル・カットされた『Love In Itself』、本アルバムで、とてもいい雰囲気を作り、幕を下ろすことになる『And Then...』という所をピックアップしておく。
1980年の結成から四半世紀が経過した現在も、未だに進化を続けて発展していく彼らであるが、現在のスタイルというのは本アルバムが起点となっている。と言うことから、彼らのサウンドを聴くのであれば、セールスの方はビッグ・ヒットを記録してはいないものの、絶対に外すことの出来ないアルバムである。まずは本アルバムをじっくりと聴いて、現在までに発表したアルバムの方も味わってもらいたいところである。
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