ORFEU NEGRO(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は、1959年のフランス映画「黒いオルフェ」である。この作品は、オルフェとユーリディスの愛の物語を元にして、ブラジル・リオの下町を舞台にしてブラジル人のヴィニシウス・デ・モライスが書き下ろしたものを映画化した作品である。舞台がブラジルということで、カルナバルの熱気に溢れる音楽がとても印象強く残る作品でもある。(リオのカルナバルと言えば、参加者たちのパワーは凄いですからね。(一度は生で体験したいと思っていますが...))
映画データを記しておくと、原作はヴィニシウス・デ・モライス、監督はマルセル・カミュ、脚本はマルセル・カミュ監督とジャック・ヴィオの二人、撮影はジャン・ブールゴワン、音楽はアントニオ・カルロス・ジョビンとルイス・ボンファの二人が担当した。そして出演は、ブレノ・メロ、マルベッサ・ドーン、ルールデス・デ・オリヴェイラ、レア・ガルシアたちである。
アカデミー外国語映画賞やカンヌ映画祭でグランプリを獲得するというように、評価の高い作品である。物語は、古典的な愛の物語であるが、だからこそ醸し出されるストーリーは秀逸である。
サントラ盤に収録されているのは以下の全14曲である。『黒いオルフェ(メイン・タイトル)』『フェリシダージ(悲しみよさようなら)』『フレヴォ』『カルナバルのサンバ』『カルナバルのサンバ(打楽器とアコーディオンのヴァリエーション)』『オルフェの歌(Vocal Version)』『日の出の情景』『オルフェの歌(Guiter Version)』『マクンバの祈祷』『カルナバルのサンバ(Long Version)』『オルフェの歌(ユリディス Version)』『オルフェのサンバ』『チャペルの打楽器隊』『メドレー:オルフェの歌/フェリシダージ/オルフェのサンバ』。
『オルフェの歌』は世界的な大ヒットを記録したということでねあまりにも有名であるが、それ以外の曲では、やはりリオのカルナバルに関する曲が圧倒的なスケールで、これがたまらない。映画では、そのカルナバルのシーンは色彩感覚が豊かで、情熱のサンバに熱くなる所の迫力が素晴らしいが、本サントラ盤ではそれが甦ってくる。映画と共にサントラ盤も一緒に楽しみたい作品である。
Black Orpheus (Orfeu Negro): The Original Sound Track From The Film
- アーティスト: Original Soundtrack
- 出版社/メーカー: Fontana
- 発売日: 1990/01/05
- メディア: CD
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