「PAPILLON」 [映画(洋画)]
表題の作品は1973年のフランスとアメリカの合作映画「パピヨン」である。この物語は実録小説の映画化作品ということもあって、見所満点、細部までの拘りもあってたっぷりと見せてくれている。しかも、マックィーンとホフマンの2大スターの演技も素晴らしい。
映画データを記すと、原作はアンリ・シャリエール、監督はフランクリン・J・シャフナー、脚本はダルトン・トランボとロレンツォ・センプル・Jr.の二人、撮影はフレッド・コーネカンプ、音楽はジェリー・ゴールドスミスが担当している。そして出演は、スティーヴ・マックィーン、ダスティン・ホフマン、ヴィクター・ジョリイ、アンソニー・ザーブ、ドン・ゴードン、ロバート・デマン、ウッドロウ・パーフレイ、ラトナ・アッサン、ウィリアム・スミサーズ、バーバラ・モリソン、ビル・マミー、ヴァル・アヴェリー、グレゴリー・シエラ、ヴィク・タイバックたちである。
物語は、胸に蝶の刺青があることから「パピヨン」と呼ばれている男。彼は無実の罪で投獄され、13年間にも及ぶ刑務所生活を強いられることになる。しかし彼は、自由を求めて執拗な脱獄を繰り返し、ついに成功して自由を手にするまでを描いたものである。
刑務所からの脱出劇と言えば、本作の後に「アルカトラズからの脱出」(1979年、ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演)が生まれているし、収容所からの脱出劇では1963年の「大脱走」(ジョン・スタージェス監督、S.マックィーン主演)という名作がある。本作もそうだが、いずれもが実話を元にした作品であり、物語の厚みがフィクションとは違って、見応えがたっぷりとある作品となる。本作を見たら、それらの作品も一緒にチェックしておいてもらいたいところである。それにしても、13年間という時間の重さを考えたら、言葉も出なくなってしまいます...
↓これらもピックアップしておきます。
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