PATTI AUSTIN『THAT SECRET PLACE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1994年に発表されたアルバムであり、ジャズ界ではお馴染みのリー・リトナーがプロデュースしたアルバムである。ということで、サウンドの方がジャジーなものになったかというと、そういう訳ではなく、エネルギッシュであってパワフルな彼女の持ち味を引き出しながら、洗練されたボーカル・アルバムに仕上がっている。特に大きなヒットになった訳ではないが、長いキャリアを誇る彼女の円熟した歌声を堪能できるアルバムとなっている。
収録曲は以下の全10曲である。『That's Enough For Me』『Ability To Swing』『Somebody Make』『Broken Dreams』『Rock Steady』『Captivated』『Hurry Home』『That Secret Place』『Reach』『Stars In Your Eyes』。
この中からの筆者のお薦め曲は、『That's Enough For Me』『Somebody Make』『Captivated』『Hurry Home』とアルバム・タイトル・ナンバーの『That Secret Place』。
ソウルフルで熱い彼女のボーカルは、聴いているだけでも力を与えてくれて、勇気をわき上がらせてくれるものである。ということで、本当のことを言うと全曲をお薦めとしたい所であるが、半分に絞ることにした。が、捨て曲は一切無く、いずれの曲でも彼女の持ち味を十二分に発揮していて、アルバム全体で安心して聴くことが出来る。(こういうアルバムって以外と無いものである。)'90's中盤のアルバムということで、'80'sを中心にしている本Blogで取り上げるには新しい方になるが、良いものは良いのである。じっくりと聴いてもらいたいアルバムです。
確かにこのアルバムは素晴らしい。優れた映画はオープニングを見ればわかりますが、良いアルバムは一曲目を聴けばわかる。
by crescent1966 (2012-06-05 20:39)