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デビルシャドー#9 [特撮]

今回9話のサブタイトルは「悪魔の遺伝子」。前回の心理的な揺さぶり作戦から衝撃の事実が判明する今回の物語。ということで、BGMは映画「オーメン」のサントラ盤を選びましたが、あまりにもストレート過ぎますかね?

前回のあらすじが簡単に入るが、切人に対する不信感をあらわにする澪。動揺する涼子。鬼頭の言葉に動揺する切人。そこから今回の物語がスタートです。

鬼頭に対して「帰って榊に伝えろ。最期は近いと」と言う切人だったが、鬼頭は「お前に面白い話しを訊かせてやるよ。これを聴いたら少しは考え直すかもな」と言って衝撃の事実を口にした。

重岡の言葉で切人に対する不信感が頂点に達した澪は短剣を抜いて構える。沙耶はその短剣が誰の物かを知っていて「その短剣は...」と口にして隙を見せる。すると涼子が剣を抜いて「澪、こんな話、信じちゃだめ。こいつらの罠よ」と言って澪の盾になって沙耶と重岡に対峙する。そして沙耶に向かって剣を振り下ろす。沙耶はそれを剣で受けて、涼子と沙耶のバトル開始。が、沙耶の方が強く、涼子はピンチに。が、次の瞬間、澪が沙耶の背後から短剣を沙耶に突きつける。「榊が私に会いたいんでしょう」と言う。涼子は榊に会うことを止めようとするが、重岡が銃を涼子に突きつけ、何も出来ない涼子。沙耶は「そうだったわね」と澪に返す。「切人もそこにいるの?」と問う澪に「別の仲間が呼んでるはずよ」と答える沙耶。すると澪は短剣を降ろす。それを見た重岡はゆっくりと澪の方に歩を進め、銃を涼子に向けたまま「悪いことは言わねえ。ここから出て行け」と涼子を追い払おうとする。沙耶は「お姉様とはお別れよ」と澪に言うと、涼子の前から3人の姿が消えた。

鬼頭の言葉に呆然となった切人。「考え直すには時間をやる。また会えることを期待している。ミカエル」と鬼頭は言うと去っていった。

館にいる榊は、かつて那美と戦った時のことを思い出していた。(剣を構える結花姉ちゃん、カッコイイ!)榊は那美とまた会えると良いなと思っていた。そこに鬼頭が戻ってきて報告をする。榊は那美が女神になれた理由を鬼頭に問うが「ただ神の恩寵を受けただけ」と答える鬼頭。これに「神の恩寵か...」と口にする榊だった。

重岡の案内で澪が榊の館にやってきた。後ろからは沙耶が続いている。で、ある部屋に澪を入れると「ここで待っていてくれ。直ぐに呼びに来る」と重岡は言う。で、澪は部屋の奥の方に歩を進める。が、重岡と沙耶は出て行くと扉に鍵を掛けた。鍵の音を耳にした澪は慌ててドアの方に駆け寄り、ドアを開けようとするが、ドアは開かない。そんな澪にガスが襲い、それを吸い込んだ澪はその場に倒れてしまった。

夜になり、樹海に一人残された涼子は焚き火をしながら澪のことを考えいた。一方、切人は森の精霊と話しをしていた。「どうしようか」と切人には迷いがあった。そして苦悩する。森の精霊は「信じるしか無いんだ、神を」と言うが、切人は心の整理が出来なかった。

重岡は、澪に凄い血筋があることを感じていたが、榊が澪を気にする理由が分からなかった。「たかが小娘じゃないか。さっきも隙だらけだったぞ」と言うが、沙耶は「じゃあ、殺せば良かったじゃない。私なんかは殺られると思ったわ」と澪の力をしっかりと感じ取っていた。で「見えない力を感じるのもスキルの才能の違いなのよ」と重岡の能力の低さを口にする沙耶だった。

鬼頭に続いて榊が歩いてきて、澪の元にやってきた。澪はガスによって床に倒れて寝たままだった。澪の寝顔を見た榊は「しばらく寝かしておいてやろう」と指示する。で、澪をそのままにして部屋から出て行く二人。

森の精霊は切人を涼子の元に案内する。焚き火の側にいる涼子の姿を確認すると「私の役目はここまでだ。とにかく仲間の元には案内した。あとはお前が決めることだ」と告げる。「分かっているよ」と返す切人に「神を信じるんだ。じゃあな」と言い、森の精霊は姿を消した。

切人は涼子の元に歩いていく。で、切人がやってきたことで涼子は反応する。「澪は?」と尋ねる切人に「連れて行かれたわ。重岡たちに」と答える涼子。これに「そうか」と言って腰を下ろす切人。すると涼子が「何処に行っていたの?」と尋ねる。「森の精霊と会っていた」と答える切人。すると涼子は剣を取り出して切人に突きつけると「神の御遣いって本当なの?」と問う。切人は涼子の方をチラッと見ると「ああ」とだけ答える。すると涼子はみんなを死なせた訳を問う。「全ては澪のためだ」と言う切人は榊を倒すためには澪の力を覚醒させることが必要だということ語り「僕は天使だ。自ら戦うことは禁止されている。こうするしかなかった」と苦しい胸の内を語る。

一方涼子も、澪が切人のことを気にしていたが、それでも信じようと思った、と口にすると「私はずっとあなたのことが...」と長年の気持ちを口にする。しかし切人は何も言葉を返さなかった。涼子は「夜が明けたら、澪を助けに行きましょう」と言うが、切人は「澪はどうするべきか、実は迷っている」と苦しい胸の内を告白する。直ぐに「どうして、神は善のためにあなたに使命を与えたんでしょう」と言う涼子だったが、切人はそれ以上は何も語らなかった。

朝、切りの樹海の中に澪は一人で寝ていた。目を覚ました澪はゆっくりと立ち上がり、ここが何処なのかを探ろうとする。そんな澪はある人影に気づき、その後を追っていくことにした。しかし、その人影は澪が追ってきたことに気づいていた、澪の背後に回り込んだ。そして「澪、そこで何をしている。お前の魂に潜んでいる邪悪な魂を消し去れ」と言う。が、澪は意味が分からず「切人のこと?切人は悪魔と変わらない。いや、悪魔より酷いかも...」と切人に対する怒りの言葉が出る。すると人影は「消し去ることが出来ぬなら、お前の心は悪魔に支配される」と言うと、思念を送った。で、光に包まれる澪。が、それは澪が見た夢であり、澪は閉じこめられた部屋で突然目を覚まして起き上がった。で、「ここは...」とここにやってきた時のことを落ち着いて思い出そうとする。で、それから澪はこの部屋から脱出しようとしてドアを開けようとするが、やはり鍵がかかっていて開かない。すると窓の方に移動して、カーテンを開け、側にあった椅子を使って窓を破って脱出しようと試みる。が、椅子を手にしようとした瞬間、突然部屋が明るくなった。で、椅子から手を放した澪が目にしたのは榊の姿だった。

切人は涼子に、鬼頭に会ったことを口にすると、戸惑いながら「そこで信じられないことを聴いてしまった」と打ち明ける。「何を聴いたの?」と涼子が尋ねる。で、自分は神で殆どのことを予知することが出来るが、僕でさえ知らないことがあった、と言うと苦悩の表情を見せる。「神が欺いた?」と涼子は問う。すると切人はゆっくりと語った。「澪は榊の子だったんだ...」これに「榊の子?」と驚く涼子。で、「そう、澪は悪魔の子だったんだ」と続けた...

今回の物語は、サブタイトルから考えて、何か大きな秘密が明らかになると思っていたが、序盤に秘密を出し、それを終盤まで引っ張って最期にドーンと明かすという、まさに引っ張り方の見本のような物語でした。(今年は東映のヒーロー作品のレベルが下がっていて期待できないだけに、残り3話とはいうものの、本作に頑張ってもらわないと...)

で、澪が榊の子だったということは、那美と榊は関係を持っていたんですね。(こうなったら、ラストは悪魔・榊を倒すだけでなく、那美が娘である澪まで倒してしまう(または、澪が母・那美を倒す)なんていう結末もあり得るかも...)

それにしても、阿井莉沙、細身の体でまだ少女のような表情を時折見せるが、ここぞという時の鋭い眼光の眼差しにはしびれます。(迫力あります。→やはり主演を務めると成長しますね。)

次回(10話)のサブタイトルは「存在の証明」。榊と対峙した澪に対して「お前は俺の娘だ」とでも言って榊は澪を揺さぶるのか、それとも「悪魔は許さない」と澪の怒りが爆発して秘密を知らないまま進むのか、楽しみです。

 

The Omen (Deluxe Edition)

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  • アーティスト: Jerry Goldsmith, Lionel Newman, National Philharmonic Orchestra
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 2001/10/09
  • メディア: CD

The Omen [Original Motion Picture Soundtrack]

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  • アーティスト: Marco Beltrami, Jerry Goldsmith, Pete Anthony
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 2006/06/06
  • メディア: CD

↓本作のDVD-BOXは6月発売です。

デビルシャドー DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2007/06/08
  • メディア: DVD

↓こういうものを思い出しました。

MONSTER 邪悪、虚偽、悪徳の構図

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  • 出版社/メーカー: フットワーク出版
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

邪悪な文学誌―監禁・恐怖・エロスの遊戯

邪悪な文学誌―監禁・恐怖・エロスの遊戯

  • 作者: 許 光俊
  • 出版社/メーカー: 青弓社
  • 発売日: 1997/02
  • メディア: 単行本

世界史・世紀の殺人者たち―禁断の快楽を貪る邪悪な衝動

  • 作者: 桐生 操
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 文庫
悪魔の遺伝子

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  • 作者: ベン メズリック
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 文庫

 

↓今回もこれらを

ラブ・ハイウェイ

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  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
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阿井莉沙 Na.Tsu.Ya.Su.Mi.

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GO!GO!HEAVEN!自決少女隊DVDボックス

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